毒物劇物

今日は、生徒を引率し、貸し切りバスで
「事業所見学」に行きました。

まずは「職業センター」。
自分がどんな職業に向いているかを調べる、
就職して困っている時に支援してくれる、などの業務を
しているところです。

それから、移動して、昼食をとったあと、
そのお食事処で厨房の見学をさせていただきました。

午後は、「○×物流」の見学。
「物流」と名の付く会社はたくさんありますが、
何をしているところなのか、実際のところ、知りませんでした。
で、わたし達が今日行った「○×物流」は
なんと、農薬の倉庫。
ここへ運び込んだり、ここから配送したり。
この見学会を担当した先生も、何の倉庫なのか知らなかったそうです。

倉庫はあちこち出入り口が開いてはいるものの、
一歩足を踏み入れると、いろんな農薬のにおいが入り交じって、
思わず鼻を手で覆ってしまう感じ。
倉庫の中は高い高い天井のほうまで、
うずたかく農薬の箱が積み上げられていました。
殺菌剤、除草剤、殺虫剤…。
よく見ると「劇物」のシールの貼ってある物もたくさんありました。
奥の方には、大きな袋に何やら英語で薬剤の名前が書いてあり、
ドクロのマーク。何とも毒々しい。
写真も撮らせてもらったので、学校に帰ってその英語を調べてみると、
「重クロム酸ナトリウム」、劇物でした。

ところで、明日は山口県の毒物劇物取扱者試験の日です。
山口県で受験をされる方、頑張って下さいね。
わたしが受けた頃（Ｈ１３年度）には、過去問勉強していれば、
結構、同じような問題が出ていて助かりましたが、
最近はどうなんでしょうね？
（山口県の過去問を載せているわたしのホームページは
ここのところすごいアクセスアップです。
大いに使って、勉強して下さい。）
わたしは、必要があって毒劇の試験を受けたわけではなく、
周りの人に「その試験に通ったら何に役立つの？」って聞かれて
「化学工場に就職できるよ」と答えたりしましたが、
こういう農薬を扱う物流にも就職できるんですね。

で、話を元に戻しますが、この物流の見学が終わったあと、
倉庫の中を案内された方が言われたとおり、
自分の服に、農薬のにおいが染みついていました。
学校に帰ってから、服に染みついたにおいが気になって、
少々気分が悪くなりましたが、いまはもう大丈夫です。
日頃なかなか見ることのできない、物流の仕事を
見せてもらって、勉強になりました。
みなさん、おつかれさま。