とらくん

21歳と４か月。
寝たきり生活約40日で
とらくんが逝ってしまいました。

心臓の薬はずいぶん前から処方されていたけど、
たぶん死因は「老衰」だと思います。
きょうだいのまろちゃんは腎不全、
ももちゃんは血栓ができて死んでしまいましたが、
とらくんは特にどこが悪かったという感じではなく、
歳を取って徐々に弱っていった感じでした。

いままで飼っていた猫で
老衰で死んだのはとらくんが初めてかもしれません。
あ、わたしが中学生のころに飼っていた猫は、
隣の地区の家の縁側で
気持ちよさそうに寝ながら逝ってしまい、
その家の方から連絡をいただいて
引き取りに行ったということがありました。

話を元に戻して。
夏休みに入った７月20日から、
とらくんは自分で起き上がれなくなりました。
もともと、後ろ脚が衰えていて、
筋肉もほとんどなくなっていたので、
おしっこのたびに、こけて
脚を怪我したり、おしっこで身体が濡れたり…。

寝たきりになってからも
元気、食欲はあって、
パウチ１袋のウエットフードも
ぺろっと食べていましたが、
ここ10日くらい、徐々に食欲も落ち、
病院でもらった高カロリーのミルクや
ペースト状のウエットフードを
シリンジに入れて強制給餌をしていました。

あと、寝たきりになって、
フカフカの寝床の上に
ペットシートを敷いて寝させていたのですが、
寝たままおしっこをすると下になっているほうの
後ろ脚や胴の後ろ半分が濡れてしまって、
拭いてもしっかり乾かず、
割と早い段階で、その部分の毛が
大きく抜け落ちてしまいました。
スフィンクスという毛がほとんどない猫がいますが、
あんな感じで、身体の後ろ半分が無毛に。
それでも時間が経つと徐々に
黒い毛が生えてきていました。
とらくんのチャームポイント
長い尻尾は毛が抜けることなく、
最期までカッコよかったです。

食欲が衰えてきて、
毛が少ないのもあって、
骨が皮膚から浮き出すようにな状態でした。
昨日くらいからは、
ほんとにほとんど動かなくなってしまい、
今朝、目が覚めてから
とらくんを見てみたら逝ってしまっていました。
さび猫のくろろがずっとそばにつきそってくれていました。

まぁ、人間で言ったら「大往生」です。
だから、あまり悲しくない。
でも、今日は「あ、とらくんの様子を見に行かなくちゃ」と
一瞬思って「あ、もういないんだ」と寂しくなってます。

きょうだい三匹、あちらで会って、
積もる話をしてるかな？