市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

「エコチル調査」に注目!

2013-09-19 | 環境
昨日、本会議での個別質問で登壇しました。

何人もの方が傍聴にいらして下さったのですが、
皆さんに背中を向けての発言は、やっぱりちょっとやりにくかった(^_^;)

今回障害者について取り上げたこともあってか、車いすの方も約3名見えていました。
以前ブログで指摘したように、傍聴席が車いす対応でないことを憂慮していたのですが、
今回はエレベーターが使える記者席にスムーズに通していただけたようで、ホッとしました。
(それなのに、それなのに・・・。時間が足りなくて「重症心身障害者について」の項目を省略せざるを得ず。。申し訳ありませんでした)



さて、今回の質問の結果一番改善が図られたのは、「公共施設における農薬や殺虫剤等の使用について」という項目でした。
詳しい議事内容は、録画中継や議事録(議会HP、市民ネットHPで公開)を見ていただければわかりますが、要するに庁舎や街路樹、公民館などの公共施設では漫然とクスリを散布しないでくださいね、ということを訴えたものです。

乳幼児の生活の場である保育園や幼稚園では、特に配慮が必要です。
今までは、子どもがいる時間帯でも危ない薬剤を撒いていたのですが、今後改善するとの明快な答弁をいただけて安堵しました。

ところで、環境省では、平成23年から「エコチル(エコロジーチルドレン)調査」というコーホート(集団追跡)調査を行っています。
全国で10万組、16年間にわたる大規模かつ長期的なプロジェクトです。
化学物質をはじめとする汚染物質が子供の成長にどんな影響を与えているのか、ということを明らかにするために、胎児の段階から13歳になるまで追跡します。

千葉県では千葉大学が担当し、現在14の市区域で妊婦さんの登録を受け付けています。
ちばエコチル調査
市原市は対象地域に入っていないのですが、妊婦さんの中でもし対象地域にお住まいの方がいらしたら、ぜひ協力していただけたらと思います。

化学物質が人間の体に入ったらどんな影響を及ぼすのか・・・ということは、実は医薬品以外はきちんと検証されていないのが現状です。
よくわからないけど(業界に配慮して)使っちゃえ、というのが今の日本のスタンスですが、わからないからこそ、その使用には慎重でなければならないと思います。
それが成長期の子どもに対してであれば、なおさらでしょう。

国がようやく本格的に取り組み始めたこの「エコチル調査」、今後も注目していきたいものです。

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