市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

公民館・コミセン不思議クイズ

2018-10-08 | 市民活動
突然ですが、クイズです。

問1)次のうち、公民館の利用が許可されないのはどれ?
①カラオケ同好会の仲間の打ち合わせ
②手芸サークルが会費制で講師を招いて教室を開く
③参加者を募って認知症予防講座を開く

答えは③。
市のマニュアルに従えば、サークルの内輪の趣味やお稽古事はOKなのに、広く住民参加を募った場合、公共性や公益性が高くてもNGなんです。コミュニティセンターも、公民館よりは多少基準が緩いとはいえ基本的に同様です。
これでは市民の自治活動の意欲も削がれてしまいますよね。

本来、社会教育法や条例で禁じているのは、営利目的や特定の宗教・政党への支援です。
それが市原市ではなぜこんな風に拡大解釈されてしまっているのでしょうか?
条例に違反しているかどうかは、マニュアルで縛らずとも現場の判断ですむ話です。実際、近隣のほとんどの市は許可しているのです。

問2)公民館とコミュニティセンターの違いを述べよ

答え・公民館は地域住民の学習のための施設。コミセンは地域住民の交流・活動のための施設。

所管も、公民館は教育委員会、コミセンは市民生活部と縦割りになっています。
でも、同じ地区に二つの施設はありませんから、実際はどちらの施設も同様に社会教育を担い、住民の交流や活動の拠点になっていると思います。
二つの公共施設を区別して認識している市民は、ほとんどいないのでは?

どうして同じような施設が縦割りになっているのかというと、公民館は社会教育法に基づいて交付金によって建てられたからなんです。設置目的に沿った使い方をしなさいという、国の縛りがかけられている施設なんですね。
でも、多くの公民館が建築から40年近く経過した今、市の政策レベルや職員の意識までもがいつまでも国による縦割りに引きずられる必要はないんです。
どちらの施設も社会教育主事など専門職を配置して、生涯学習から市民活動につなげる拠点にすることが地域福祉や活性化には必要では?
そのためには、所管を統一した方がいいと思うんですが・・・。

そんなことをこの間の議会で提言したのですが、お世辞にも前向きな答弁とは言えませんでした。
縦割りの壁を壊すという役所内の壁は厚い!!(笑)

写真は、飯香岡八幡宮の「さかさ銀杏」。
頼朝が源氏再興を祈願して逆さに植えたという言い伝えがあります。

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