辰巳台地区の地域福祉関係者等による合同研修会。丸一日みっちり学びます。
毎年これだけの人数が集まるなんて、本当に頭が下がります。
会場は、ここ帝京平成大学千葉キャンパス。
今年のテーマはやはり『防災』。
社会福祉法人琢心会の理事長で市高齢者福祉施設協議会の代表でもある小出浩丸さんの講演を興味深く聞きました。
台風15号が襲来したとき、高齢者福祉施設はどんな様子だったのか?
22施設中、17施設が停電した。
自家発電は2、3時間しか持たず、井戸に頼っていた施設は水も止まり、エアマット・吸引器・ナースコールも使えない。
よく、水道が止まって食器を洗えない場合はラップを敷くと良いというけれど、ラップを食べてしまうお年寄りもいるのでダメ。
その他、尿取りパットでサッシの隙間を塞いだなど、介護施設ならではのエピソードも。
こんなとき、被害が少ない施設や復旧した施設から、未復旧施設への支援の連携がとても有効だったとのこと。
お祭りやバザーで交流を図ったり、送迎バスが空いている時間に地域のお年寄りの買い物支援を行うなど、日頃の地域との関係性づくりも大事です。
「一方的に『してあげる』『してもらう』福祉は長続きしない。『お互いさま』の福祉を地域で築きましょう」
小出理事長のこの言葉も、深く胸に刺さりました。