市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

引きこもりから一歩踏み出す居場所・「はなれ ふわふわ」さんを訪問

2022-08-01 | 共生社会
特定非営利活動法人ゆう」さんが運営する、
引きこもりの方のための居場所を森山さんと訪ねました。

もともと「ゆう」さんは、八幡宿駅東口近くで、主に精神障害のある方に対して
職業訓練や就労支援、居場所づくり、アウトリーチなどを行っています。
(ホームページ  就労継続支援B型事業所・地域活動支援センターⅢ型 ふわふわ

この他にも、カフェや自転車ショップ・学習会・子ども食堂など、
意欲的に活動を展開されているのですが、
新たに菊間の民家の離れを無償でお借りして、
引きこもりの方が外に出るきっかけ作りとなる場所を提供し始めたのです。

その名も「はなれ ふわふわ」。

若いスタッフさんの熱い想いがこもっています。

何と、ここから福祉サービスにつなげる事ができた方が、すでに3名もいらっしゃるそうですよ。
さらに、その方が新入りさんをサポートするという、良い循環が生まれているとのこと。
本当に素晴らしいですね。

引きこもりの場合、福祉サービスにつなげるまでが大変なのです。家から一歩外へ出るまでが・・・。
実際に引きこもりを経験した方からお話を伺うことができたのですが、
諦めずに根気よく働きかけてくれた知人がいたことが有り難かったと。
ある日ちょっとしたタイミングやきっかけから、ふと出てみようと思えたのだそうです。
「他人のお節介」って、やっぱり大事なのですね。

引きこもりが様々な福祉サービスの隙間からこぼれ落ちていて、
8050問題などと言われてからもう久しくなりますが、
なかなか有効な解決策は見つかっていませんでした。
「はなれ ふわふわ」さんのような活動は、とても貴重だと思います。
心配なのは、ここからの収益は何もなく、ボランティア精神のみで成り立っているということ。
行政は、このような活動にこそもっと光を当てることが必要だと思います。


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