青葉台自治会館で『団地再生サミット』が開かれるということで、
市議にもお声がかかったのでお邪魔させていただきました。
市原市は、高度経済成長期に 臨海部への企業の進出に伴ってベッドタウン化が進み、
内陸に島のように団地が形成されました。
現在、どの団地も人口減少・高齢化に伴う共通した課題を抱えていることから、
こうして一堂に会し話し合う動きが自主的に生まれたのは、たいへん素晴らしい事と思います。
ワークショップでは、
・町会・自治会加入のメリットが見いだせない、住民に伝わらない
・高齢化で外出が困難
・役員のなり手がいない
等の課題について深掘りが行われました。
これらは団地に限った事ではないと思いますし、
特に役員の皆さんの負担の大きさは言うまでもありません。
デジタル化の推進など役員の仕事の整理や効率化も必要でしょうし、
町会・自治会加入のメリットについては行政がもっと積極的にPRしなければならないと思いますが、
いずれにしても、特に団地では
「町会・自治会」という仕組み自体に、もう限界が来ているのではないかと感じました。
行政は、従来の発想から抜け出して、
地縁組織を補完する新たな仕組みを探る必要があると思います。
その一つとして、
私がこれまで何度か議会で提案した『地域担当職員制度』もやはり有効なのではないか・・・
市は一向にやる気はないようですが。
また、
役所や臨海部企業を退職した方など、
市原市ならではの豊富な人材をまちづくりに活かす仕組みもできないものか・・・
・・・などと自分なりに発想を飛ばしながら傍聴しましたが、たいへん勉強になりました。
サミットの今後の展開にも大いに期待したいと思います。
それにしても、
行政側の出席が無かったのは、何とも残念でもったいないことでしたね。