市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

公演のあと

2011-07-05 | 子ども
つくし特別支援学校のお母さんたちとの交流の輪を広げることができた、
キャラバン隊いちょうの公演。
終了したときはお昼の12時を回っていました。

打ち上げを兼ねて、ランチでも・・・といきたいところだったのですが、
すぐに市原市へとんぼ返りして私が向かった先は

市原市三和保健福祉センター(サンハート)。

こちらでは月に一度、引きこもりの若者とその家族が自由に訪れることができる、『自由空間』という居場所が開設されています。

『自由空間』は、
五井のNPO法人『こころの相談室いちはら』で13年間にわたりカウンセリングを務めてきたNさんが、
カウンセリングから更にもう一歩支援の手を広げようと、昨年の9月にサンハートと協働で立ち上げたものです。

私も今回ここにお邪魔させていただいて、Nさんにいろいろとお話を伺うことができました。

引きこもりというと、自分の部屋にじっとこもっているというような静のイメージがあったのですが、
暴れたり、家族に暴力をふるったり、外に出て車を傷つけたりといった行動がみられることも少なくないのだそうです。

カウンセリングとは
「7、8割が傾聴。まず相手の話をとことん聞いて、まるごと受け止める。
受容されたという体験を重ねることで、少しずつ変わっていく」
とNさんはおっしゃっていました。
本人が相談に出てこれない場合は、代わりに来た親を受け入れてあげる。
親が変われば、子供もおのずと変わっていくのだそうです。

昨年の4月には、「子ども・若者育成支援推進法」という法律が施行されました。
この法律では、
これまで行われてきた、非行や不登校・いじめといった就学期の子どもの問題への対応に加えて、
最近顕在化してきたニートや引きこもりなどの卒業後の若者が抱える問題にも、支援の範囲を広げることが求められています。

「こころの相談室いちはら」も、この「自由空間」も、この支援の重要な担い手となることは間違いありません。

最新の画像もっと見る