見事に箱根駅伝への切符を手にした大学の紹介です。
予選会なし⇒4位【東京農業大学】9位
9月の記録会では中堅選手が頑張った。昨年の箱根予選でそれぞれ69位と83位に入った三輪・岩渕選手が自己ベスト。前回主力ががあまり良くない中、彼らの走りが地味に支えたと思っている。彼らがまた仕事できそうなのは嬉しい。
農大は主力級はいないが、青木・浅岡・竹内・木村・花田・内藤選手などロードでまずまず走れる選手が多い。彼らと一緒に戸田選手も長い距離を走る事ができれば結構多くの人数が50位前後にまとめられる可能性があり、これは大きな武器になりうるだろう。総合力で勝負ができそう。
問題は4年生に今一つの選手が多いこと。青木・木村選手はともかく、内藤選手は先日1万31分オーバー、花田選手は今季ほとんど試合に出ておらず、昨年の稼ぎ頭がやや不安。そうなると10番手があがってほしいのだが、未知数メンバーとなる(3年生の佐藤・津野選手がいないのがここは地味に響いている)ので、4年生が走れないとちょっと危うくなってきそうか。ただ、なんだかんだ箱根予選はここ数年安定しているので、いつもの調整力を発揮したい。
ギリギリで出場を果たした。ただ調整がいまひとつの選手が多く前回同様調整ミスでブレーキがないといいのですが・・・
10位⇒10位⇒【法政大学】8位
もし西池選手がある程度の状態であれば嬉しいが、出場となれば、3月末の1500以来半年ぶり、主要大会となれば1年前のこの大会以来となる。ペース配分などレース勘というのが問題になりそう。まずは設定タイムやどのあたりの集団に付かせるかしっかり本人に叩きこむ必要がありそうか。
それと、これまでの調整力が発揮できるか。上述のようになんだかんだでまとめてくる中途半端な強さはあった。春先に伸びをみせていた中堅のランナーが伸びていれば、その全体的な強さがワンランクアップしている可能性は十分にある。泥沼から抜け出せるか注目だ。
2大会連続で次点に泣いてきた悔しさを晴らした。ここがピークとならないよう本戦でも今の調子を維持したいところ
7位⇒11位【日本大学】7位
昨年は全日本駅伝に全体的なピークが合っていた恰好だった。この日程がどうなっているかがまずポイントだが、詳細が良く分からないので、少しは良くなっているとして…
戦力的には大きく3つに分かれていると思う。ベンジャミン・佐藤・田村選手の主力、荻野・林・寺田選手の中堅、それ以降。最近の様子からベンジャミン、佐藤選手は大丈夫そうな気がする。最近姿を見ない田村選手が昨年並みにまとめられれば心強い。
昨年、全く出てこなかった中堅だが、荻野選手はちょっと面白そう。これに林、寺田選手が続けば(引っ張れそうな吉田選手がいないのがちょっと痛い)、昨年よりは上回れるはず。以下が心もとないが何とか120~150位前後でまとまってくれれば、通過ラインは上回れるだろう。記録会のタイムが昨年より悪いが、29分20秒のペースについていった上での失速とみたい。普通に走れれば落ちる戦力ではないので、最後の調整を怠らないようにしてきたい。
余裕で本戦出場をしたかったがインカレポイントを使っての出場には不満が残る。全日本駅伝では、それなりに結果を残しているだけに予選会の走り方が悪いだけ!と思いたい。
8位⇒5位【神奈川大学】6位
さて、その勢いで乗り込んでいきたい箱根予選。中位に固める力は非常に強固なものがあるが、今年は1年生が何人かその中に入る。面白いとはいえ、不安は混在する。ここは、あまり目立てなかったが、鈴木・吉川・福田といった4年生がリードしたい。予選の経験は豊富だ。しっかりまとめていきたい。
それと気になっているのが主力の赤松・高久選手。実は既に発表されている全日本駅伝のエントリーから漏れているのだ。山対策、もしくは怪我が多いから最初から回避させた、ということも考えられるのだが、もし走れないのなら確実に走ってくれそうな選手なだけにちょっと痛手である。
今回は10番手以下に実績が極端に落ちる下級生で、層の薄さが心配なのだ。(とはいっても、昨年は柿原選手がいきなり54位に入り、驚いた。何かしら根拠があってのエントリーかもしれないけどね)。楽しみな下級生が多くいるだけに、ここは何が何でも通過したいところだろう。
スカウトを強化したとのことで早速全日本駅伝予選突破など結果が出てきている。1区2区のランナー不在でいつも苦戦しているだけに今回下級生が経験を積めば数年後面白い存在になるかも
5位⇒1位【上武大学】5位
箱根予選巧者と言われている上武大なので、勿論今年もいつも通りの作戦がしっかりできるかどうかにまずかかってきそう。鍵になるのは2年生か。松元・佐々木・大西選手といった2年生が先日1万のベストを更新してきたが、チーム10番以内の順位をどのあたりにまとめるかがまずポイント。
それと元々主力の2年生の倉田・佐藤選手あたりもどうか。倉田選手は面白い存在だが、ちょっとトラック型な感じも。エースとも言える佐藤選手がちょっと最近良くないのが気がかり。何とか粘ってほしい所だが。もしもの時は4年生の氏原・渡辺・石川選手あたりが引っ張っていきたい。
後はいつもと違うスケジュールでモチベーションの上げ方が変わる可能性を乗り切っているかどうかか。全日本予選である程度の確認ができるのだが、それがなかったということで。花田監督がしっかりまとめられていると思うが、しっかり通過して、今度こそ本戦でしっかり戦いたい。
色々現状を打破しようと試行錯誤はしている模様。今年は予選会にピークは合わせなかったようだ。単独走でも実力を発揮できるかそこに尽きるでしょう
では、次回は予選会を振り返る最終回となります。
予選会なし⇒4位【東京農業大学】9位
9月の記録会では中堅選手が頑張った。昨年の箱根予選でそれぞれ69位と83位に入った三輪・岩渕選手が自己ベスト。前回主力ががあまり良くない中、彼らの走りが地味に支えたと思っている。彼らがまた仕事できそうなのは嬉しい。
農大は主力級はいないが、青木・浅岡・竹内・木村・花田・内藤選手などロードでまずまず走れる選手が多い。彼らと一緒に戸田選手も長い距離を走る事ができれば結構多くの人数が50位前後にまとめられる可能性があり、これは大きな武器になりうるだろう。総合力で勝負ができそう。
問題は4年生に今一つの選手が多いこと。青木・木村選手はともかく、内藤選手は先日1万31分オーバー、花田選手は今季ほとんど試合に出ておらず、昨年の稼ぎ頭がやや不安。そうなると10番手があがってほしいのだが、未知数メンバーとなる(3年生の佐藤・津野選手がいないのがここは地味に響いている)ので、4年生が走れないとちょっと危うくなってきそうか。ただ、なんだかんだ箱根予選はここ数年安定しているので、いつもの調整力を発揮したい。
ギリギリで出場を果たした。ただ調整がいまひとつの選手が多く前回同様調整ミスでブレーキがないといいのですが・・・
10位⇒10位⇒【法政大学】8位
もし西池選手がある程度の状態であれば嬉しいが、出場となれば、3月末の1500以来半年ぶり、主要大会となれば1年前のこの大会以来となる。ペース配分などレース勘というのが問題になりそう。まずは設定タイムやどのあたりの集団に付かせるかしっかり本人に叩きこむ必要がありそうか。
それと、これまでの調整力が発揮できるか。上述のようになんだかんだでまとめてくる中途半端な強さはあった。春先に伸びをみせていた中堅のランナーが伸びていれば、その全体的な強さがワンランクアップしている可能性は十分にある。泥沼から抜け出せるか注目だ。
2大会連続で次点に泣いてきた悔しさを晴らした。ここがピークとならないよう本戦でも今の調子を維持したいところ
7位⇒11位【日本大学】7位
昨年は全日本駅伝に全体的なピークが合っていた恰好だった。この日程がどうなっているかがまずポイントだが、詳細が良く分からないので、少しは良くなっているとして…
戦力的には大きく3つに分かれていると思う。ベンジャミン・佐藤・田村選手の主力、荻野・林・寺田選手の中堅、それ以降。最近の様子からベンジャミン、佐藤選手は大丈夫そうな気がする。最近姿を見ない田村選手が昨年並みにまとめられれば心強い。
昨年、全く出てこなかった中堅だが、荻野選手はちょっと面白そう。これに林、寺田選手が続けば(引っ張れそうな吉田選手がいないのがちょっと痛い)、昨年よりは上回れるはず。以下が心もとないが何とか120~150位前後でまとまってくれれば、通過ラインは上回れるだろう。記録会のタイムが昨年より悪いが、29分20秒のペースについていった上での失速とみたい。普通に走れれば落ちる戦力ではないので、最後の調整を怠らないようにしてきたい。
余裕で本戦出場をしたかったがインカレポイントを使っての出場には不満が残る。全日本駅伝では、それなりに結果を残しているだけに予選会の走り方が悪いだけ!と思いたい。
8位⇒5位【神奈川大学】6位
さて、その勢いで乗り込んでいきたい箱根予選。中位に固める力は非常に強固なものがあるが、今年は1年生が何人かその中に入る。面白いとはいえ、不安は混在する。ここは、あまり目立てなかったが、鈴木・吉川・福田といった4年生がリードしたい。予選の経験は豊富だ。しっかりまとめていきたい。
それと気になっているのが主力の赤松・高久選手。実は既に発表されている全日本駅伝のエントリーから漏れているのだ。山対策、もしくは怪我が多いから最初から回避させた、ということも考えられるのだが、もし走れないのなら確実に走ってくれそうな選手なだけにちょっと痛手である。
今回は10番手以下に実績が極端に落ちる下級生で、層の薄さが心配なのだ。(とはいっても、昨年は柿原選手がいきなり54位に入り、驚いた。何かしら根拠があってのエントリーかもしれないけどね)。楽しみな下級生が多くいるだけに、ここは何が何でも通過したいところだろう。
スカウトを強化したとのことで早速全日本駅伝予選突破など結果が出てきている。1区2区のランナー不在でいつも苦戦しているだけに今回下級生が経験を積めば数年後面白い存在になるかも
5位⇒1位【上武大学】5位
箱根予選巧者と言われている上武大なので、勿論今年もいつも通りの作戦がしっかりできるかどうかにまずかかってきそう。鍵になるのは2年生か。松元・佐々木・大西選手といった2年生が先日1万のベストを更新してきたが、チーム10番以内の順位をどのあたりにまとめるかがまずポイント。
それと元々主力の2年生の倉田・佐藤選手あたりもどうか。倉田選手は面白い存在だが、ちょっとトラック型な感じも。エースとも言える佐藤選手がちょっと最近良くないのが気がかり。何とか粘ってほしい所だが。もしもの時は4年生の氏原・渡辺・石川選手あたりが引っ張っていきたい。
後はいつもと違うスケジュールでモチベーションの上げ方が変わる可能性を乗り切っているかどうかか。全日本予選である程度の確認ができるのだが、それがなかったということで。花田監督がしっかりまとめられていると思うが、しっかり通過して、今度こそ本戦でしっかり戦いたい。
色々現状を打破しようと試行錯誤はしている模様。今年は予選会にピークは合わせなかったようだ。単独走でも実力を発揮できるかそこに尽きるでしょう
では、次回は予選会を振り返る最終回となります。