
都立薬用植物園にて。
大型のアマドコロ。地下茎がヤマノイモ科のトコロに似ていて、食べると甘味があるところから。
トコロの地下茎にはひげ根がついて曲がっていることが多く、その姿を老人に見立て、野原の老人ということで「野老」となった。
とある。
話が飛ぶがヤマノイモ科のトコロは子供の頃、よく食べたことがあった。
祖母が時々掘って持ってきてくれたからだ。
このトコロを食べたことがある人はそんなに多くはない筈だ。
その訳はここを読むと納得できる。
つまり、青森県の人も知らないという。
私の住んでいる所沢の「ところ」は本来はこの芋のことだと思う。
ウイキペディアにも次のようにある。
市名の由来
「所沢」という地名は、野老(トコロ。ヤマノイモ科の植物)が群生する湿地の意といわれるが不詳。
古くは「野老澤」(ところさわ)と称した。市内西部から市内中心部を通り、東部に流れる東川(あずまがわ)を指しているとする説が有力である。
この芋は飢饉の時に食べられて多くの命を救ったということもどこかに書かれている。
手に入るならもう一回食べてみたいのだが。


前にも同じことを書いた気がするが・・・。
サイカチの種子にはサイカチマメゾウムシという日本最大のマメゾウムシ科の甲虫の幼虫が寄生する。
マメゾウムシ科はその名前と違って、ゾウムシの仲間ではなく、ハムシ科に近く、ハムシ科の亜科のひとつとして扱うこともある。
サイカチの種子は硬実種子であり、種皮が傷つくまではほとんど吸水できず、親木から落下した果実からはそのままでは何年たっても発芽が起こらない。
サイカチマメゾウムシが果実に産卵し、幼虫が種皮を食い破って内部に食い入ったときにまとまった雨が降ると、幼虫は溺れ死に、種子は吸水して発芽する。
一方、幼虫が内部に食い入ったときにまとまった雨が降らなければ幼虫は種子の内部を食いつくし、蛹を経て成虫が羽化してくることが知られている。
ここに幼虫の様子が書かれている。
http://blogs.yahoo.co.jp/qfrbg141/20069927.html
成虫の様子はこちらに
http://blog.goo.ne.jp/rinbe_20/e/d5e9e23d450aa8fdb4216ffbb67aa90b

今季初めてのクロオビフユナミシャク。
2011.12.12に撮ったクロオビフユナミシャクのメス。
翅が半分ほど退化していて飛ぶことが出来ない。
今年は見つかるだろうか?

131206