てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

ムカシヤンマの食事

2012年05月29日 17時12分00秒 | インポート





コメツキムシを捕まえてムシャムシャ。
カメラが近づいても気にしている様子はない。

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ヤンマという名が付くように、ムカシトンボよりも大型でがっちりしており、体長が80mmに達する。

見た目はオニヤンマや大きなサナエトンボのようにも見えるが、オニヤンマとは複眼の色が違い、サナエトンボのように複眼が離れており、止まり方も木の幹にセミのように、羽根を広げたまま張り付いた格好で止まる事が多い。

成虫は主に、4-8月にかけて発生するが、幼虫ヤゴ)の生態と生息環境が変わっており、谷の崖などに水がしたたり落ち、ゼニゴケなどのコケ類が一面茂っているような環境を好む。

低水温で、きれいな水質に住むが、幼虫は水に入ることはほとんどなく、湿ったコケの中にトンネルを掘って住み、半水生の生活をする。成虫になるのに約3年かかるといわれ、これはムカシトンボに次ぐ長期間の幼虫期である。




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