てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

2012道東探鳥記 -- ウトウ

2012年06月30日 22時52分51秒 | インポート





何の勉強もせずに行ったのだが・・・
お仲間のお陰でこんなに近くで撮ることが出来た。

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夏羽では上のくちばしのつけ根に突起ができ、とくちばしの後ろにも眉毛ひげのような白い飾り羽が現れて独特の風貌となるが、冬羽ではくちばしの突起と飾り羽がなくなる。
日本では北海道天売島大黒島渡島小島岩手県椿島宮城県足島などで繁殖する。天売島は約100万羽が繁殖するといわれ、世界最大の繁殖地となっている。
潜水能力は高く、翼を使用して水中を泳ぎまわることができる。個体に深度計を装着した研究によると、水深60mまで潜り、また2分間の潜水時間が観察されている。




2012道東探鳥記 - チシマウガラス 

2012年06月30日 22時27分56秒 | インポート





船長が大きな声で教えて呉れた。
一瞬だけ現れたチシマウガラス、直ぐに潜って見えなくなった。
大変な珍鳥だという。

ウィキペディアには次のように書かれている。

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岩礁海岸に生息する。

食性は動物食で、主に魚類を食べる。

繁殖形態は卵生。海岸の断崖に枯草や木の枝を組み合わせた巣を作り、5-6月に1回に1-4個の卵を産む。

雌雄とも抱卵し、抱卵期間は約21日。雛は孵化してから2か月ほどで巣立つ。

人の繁殖地への接近、増加したオオセグロカモメによる卵や雛の捕食などにより生息数は減少している。

国内希少野生動植物種に指定されている。

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2012道東探鳥記 - 貝殻島付近のコンブ漁

2012年06月30日 20時06分59秒 | インポート





根室市霧多布岬でのこと、11時30分に、突然サイレンが鳴り響いた。
コンブ漁の終了合図だとのこと。

何百隻もの船が全速力で港に向かっている。
1963年に貝殻島周辺水域における昆布採取協定(民間協定)が締結され、以来日本漁船はロシアに入漁料を払い操業を続けているという。

灯台の左に微かに見えるのが貝殻島。

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以下は、ある昆布販売店のページから引用。

根室半島からわずか3.7kmの貝殻島は祖国に一番近い北方領土。
日露昆布協定(民間協定)に基づいて毎年6月から9月にかけて昆布漁が行なわれる。
釧路から根室・北方領土にかけては昆布の宝庫で、この地域のものは世界一長い昆布としても知られています。
歯舞周辺で採れる昆布は、「なが昆布」、「あつば昆布」、「猫足昆布」と呼ばれるもので、
さらに、6月に採れるものを「棹前(さおまえ)」、7月中旬以降を「夏昆布」、そして9月以降のものは「後採り」と呼ばれています。
特に貝殻島付近で採れる柔らかい棹前昆布は別格だと言われています。




2012道東探鳥記- エトピリカ

2012年06月30日 09時30分31秒 | インポート







今回の最大の目的はこのエトピリカを見ること。
海はベタ凪だとはいえ、船も揺れる、鳥も遠くて揺れるという具合で見られる写真は1/100枚以下だった。

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体長40cm・体重750gほどで、ハトよりも大きい。エトピリカとはアイヌ語で「くちばし(etu)が美しい(pirka)」という意味で、名のとおり橙色の大きなくちばしをもつ
頭部が鮮やかに彩られる様から「花魁鳥」(おいらんちょう)という別名もある。
繁殖は6月頃から始まり、海に面した断崖の上にコロニー(集団繁殖地)を作る。くちばしと足で地面に穴を掘るが、岩の隙間を利用することもある。