自給率の検証開始 基本計画見直しへ農政審企画部会 (2014/3/27):日本農業新聞記事
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農水省の食料・農業・農村政策審議会の企画部会(部会長=中嶋康博東京大学大学院教授)は26日、食料・農業・農村基本計画の見直しに向け、食料自給率目標などの検証に入った。新たな目標をめぐっては、農業経営の視点や目標の設定方法が妥当か検証を求める意見が多く、今後の課題とした。不測の事態に備えた「食料自給力」では、目標設定を提案する意見が出た。来月の部会でも集中的に議論する。
今回の基本計画見直しは、現行の自給率目標カロリーベース50%、生産額ベース70%をどう整理し、新たな目標をどう設定するかが焦点。農水省は現状を報告し、カロリーベースは2012年度で39%にとどまり「目標から乖離(かいり)している」と整理。自給率低下の要因は「消費変化に国内の生産体制が対応できなかったため」とした。
JA全中の萬歳章会長は、自給率目標の検証には「生産体制が対応できなかったという一面だけでなく、農業経営や政策からの視点も必要」と強調した。名古屋大学大学院の生源寺眞一教授は現行目標が「50%の数字ありきで設定されている」と指摘。「持てる資源を全て投入した時に初めて可能になる高い目標」との整理に対し、「目標として妥当なのか疑問」とし、食生活の変化や生産体制を踏まえた設定を提起した。「自給力」の具体化に向けては、萬歳会長は「どれだけの農地が必要で、担い手をどう確保すべきかという視点で目標を打ち出すべきだ」と指摘した。
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「人農地プラン」との整合性を取るのだろうな。
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農水省の食料・農業・農村政策審議会の企画部会(部会長=中嶋康博東京大学大学院教授)は26日、食料・農業・農村基本計画の見直しに向け、食料自給率目標などの検証に入った。新たな目標をめぐっては、農業経営の視点や目標の設定方法が妥当か検証を求める意見が多く、今後の課題とした。不測の事態に備えた「食料自給力」では、目標設定を提案する意見が出た。来月の部会でも集中的に議論する。
今回の基本計画見直しは、現行の自給率目標カロリーベース50%、生産額ベース70%をどう整理し、新たな目標をどう設定するかが焦点。農水省は現状を報告し、カロリーベースは2012年度で39%にとどまり「目標から乖離(かいり)している」と整理。自給率低下の要因は「消費変化に国内の生産体制が対応できなかったため」とした。
JA全中の萬歳章会長は、自給率目標の検証には「生産体制が対応できなかったという一面だけでなく、農業経営や政策からの視点も必要」と強調した。名古屋大学大学院の生源寺眞一教授は現行目標が「50%の数字ありきで設定されている」と指摘。「持てる資源を全て投入した時に初めて可能になる高い目標」との整理に対し、「目標として妥当なのか疑問」とし、食生活の変化や生産体制を踏まえた設定を提起した。「自給力」の具体化に向けては、萬歳会長は「どれだけの農地が必要で、担い手をどう確保すべきかという視点で目標を打ち出すべきだ」と指摘した。
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「人農地プラン」との整合性を取るのだろうな。