アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

イエローマンゴー

2009年03月03日 | 誕生果
♪ちゃちゃ~んちゃ、ちゃん、ちゃちゃ、
  ちゃんちゃらちゃんちゃんちゃん~・・・

  あかりをつけましょ ぼんぼりに~
  お花をあげましょ 桃の花~

きょうは ひなまつり ですね。

もともと、女の子の健やかな成長を願う伝統行事ですが、
最近では、年齢を問わず「女性のお節句」という風潮も?

日本航空では、きょう3月3日に
「ひなまつりフライト」を運行しましたね。

これは、旅客機の出発準備から飛行までを
すべて女性スタッフだけで手がけるというもの。

ですが、機長だけは男性でした。
女性機長だけは、まだいらっしゃらないとか。

ちなみに、副機長は、
ロングヘアを束ねた女性でした♪

これからは、多くの女性が、
ひとりひとり羽を持って飛び立つ時代かもしれませんね。


■3月3日の誕生果

   イエローマンゴー (yellow mango)
     魅了、芳潤

 ・英名 : yellow mango, golden mango
 ・和名 : イエローマンゴー、ペリカンマンゴー
 ・分類 : ウルシ科、 マンゴー属
 ・原産地 : インド北東部? インドシナ半島北東部?


イエローマンゴー(カラバオ種)。
チェリモヤやマンゴスチンと並ぶ世界三大美果のひとつ。

日本では、ここ何年かで、グッと身近になってきたマンゴー。
「マンゴー○○」という商品も、かなり多いと思います。

発端は・・・マンゴープリン のようにも思いますが、
実際はどうなのでしょうね?

日本で出回っているイエローマンゴーは、フィリピン産。
日本に輸入されるマンゴーの7割ほどを占めているそうです。
季節を問わず、一年中出回っています。

マンゴーには、
果実全体に近い大きさの、平たい小判のようなタネも、
大きな特徴だと思います。

そのタネのおかげで、
亀の甲羅のような形にカットされる果実ですよね。
(私は上手くできなくて。。。汗)

現在、私が気になる「マンゴー○○」は、
マンゴーキャラメルです♪
発祥地は宮崎県?

北の「花○牧場の生キャラメル」と
南の「マンゴーキャラメル」。

どちらも、おいしそうです♪
(私は、どちらも、まだ食べたことがありません。。寂)


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■3月3日の誕生色 : 鴇 色
■3月3日の誕生花 : レンゲソウ、他

スイートオレンジ

2009年03月02日 | 誕生果
久しぶりに、夜、ベランダへ出てみた。

キーンとした冷たい空気。
とっても寒いけれど、なんだか心地いい。

空には、星がたくさん見えた。
不思議な開放感。

ぼ~っと星をながめること、
しばらくしていなかったなぁ。

夜の闇が、やさしく感じられる。


■3月2日の誕生果

   スイートオレンジ (sweet orange)
     チームワーク

 ・英名 : sweet orange
 ・和名 : スイートオレンジ
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : インド(アッサム地方)


スイートオレンジ。
世界の柑橘生産の70パーセント以上を占める人気もの。

オレンジ類は、
スイートオレンジとサワーオレンジに大別できます。

インド原産で中国南部で栽培されていたオレンジが、
ヨーロッパ地中海諸国から、ブラジルやアメリカへ渡り、
大きな産業としても発展してきました。

生食はもちろんのこと。
ジュースとしても、かなりの量が出回っていますね。

唐の時代。
オレンジの大生産地だった揚子江沿岸地域。

中性の東西交易時代に入ってから。
優秀な中国のオレンジを、
スペインやポルトガルなどが運び出しました。

まずは地中海へ渡り、
その後新大陸に伝播していったのですね。

今では、全地球規模で、栽培可能な土地では、
軒並みオレンジの栽培が行われています。

どんな土地でも、どんな人種でも、
みんなオレンジが好き。

スゴイことですよね!

人間の嗜好にピッタリのスイートオレンジ。

見知らぬ土地でも、オレンジがあると、
ちょっとホッとできそうです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■3月2日の誕生色 : ベビーピンク
■3月2日の誕生花 : ラナンキュラス、他

三宝柑

2009年03月01日 | 誕生果
3月になりました。

3月の異称といえは、まず 弥生 (やよい)でしょう。

「弥生」を goo辞書で見てみると、
1つめの意味として、

  草木がさらに茂りまさること。

と書いてあります。

冬枯れの季節から、少しずつ芽吹きの季節となり、
草木がぐんぐん生長する頃ですものね。
(旧暦のことなので、現代よりも前倒しです。)

3月は、桜月(さくらづき)とか、花見月(はなみづき)とも
いいますね。

さらには、花惜月(はなおしみづき)という異称も。
この「花惜月」の解釈は、もしかしたら難しい?

はじめて「花惜月」という言葉を目にしたとき、私は、
散りゆく桜に思いをはせているような印象を持ちました。

でも、まって!

もしかしたら、
「惜」は、「いとおしむ」⇒「愛おしむ」の意でしょうか?

昔の人は、洒落ていましたから。


■3月1日の誕生果

   三宝柑 (さんぼうかん)
     富、永遠の心

 ・英名 : Sanbo sour orange
 ・和名 : サンボウカン、丁字蜜柑(ちょうじみかん)、
       御止蜜柑(おどめみかん)、蔕高(ほぞだか)
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : 日本 (マレー諸島、東インド諸島)


三宝柑。
果頂部がポコンと出た特徴的なその姿は、
静物画の対象としても人気がある柑橘。

ユズの血を引くと見られる晩生種ですが、
本当の素性はナゾです。

江戸時代。
紀州藩主に献上する際、三方(三宝)に載せていたことから、
「三宝柑」と呼ばれるようになったそうです。

  ※三方とは (goo辞書より)
   檜(ひのき)の白木で作った折敷(おしき)を、
   三方に刳(く)り形のついた台につけたもの。
   神饌(しんせん)を載せたり儀式用の台とする。
   古くは食事の膳に用いた。

当時は、城外持ち出し禁止だったため、
一般には広まりませんでした。

明治時代に入ってから、
一般でも栽培されるようになりました。

果実は、250~300グラムくらい。
果皮は厚く、成熟すると濃黄色になります。
タネが多い。

甘酸調和がよく、まろやかでスッキリした味わい。
ジュースやシャーベット、ゼリーなどにも利用されています。

果皮は、マーマレードや砂糖漬けとしても利用されます。

また、中をくりぬいて、器にし、
その中に和え物などの料理を入れるなどして使われることも。

三方に載せられて献上品になったり、
絵のモデルとして人気の柑橘だったり。

三宝柑ならではの個性が、きらきら光っているようです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■3月1日の誕生色 : 一斤染
■3月1日の誕生花 : プリムラ・オブコニカ、他

2月の誕生果 索引

2009年02月28日 | 誕生果
果実の名前をクリックすると、その果実のブログ記事が表示されます。

2月の誕生果 索引
1日 栃乙女
2日 クレオパトラ
3日 ピーサンマス
4日 バナナハート
5日 河内晩柑
6日 モラード
7日 ももいちご
8日 ヘイワード
9日 ネーブルオレンジ
10日 晩白柚
11日 コブミカン
12日 ベルノキ
13日 四季橘
14日 愛ベリー
15日 伊予柑
16日 香 緑
17日 スターアップル
18日 釈迦頭
19日 文 旦
20日 タンゴール
21日 幸の香
22日 ザボン
23日 ダナー
24日 宝交莓
25日 阿久根文旦
26日 不知火
27日 さがほのか
28日 紅 心
29日 八 朔


八 朔

2009年02月28日 | 誕生果
2月29日は、
イタリアの作曲家 ジョアッキーノ・ロッシーニ の誕生日です。
1792年に生まれました。

当代最高の作曲家として人気を博しておりました。

「セビリアの理髪師」、「オテロ」、「シンデレラ」、
「ウィリアム・テル」など、39曲ものオペラを書いています。

ロッシーニは「ウイリアム・テル」を最後に、
37歳で音楽家を引退してしまったのです。
その後は、レストラン経営などをしていたとか。

当時の37歳は、現代の37歳よりも
年長なイメージだったとは思いますが、
なんだか、もったいないような気もします。

4部構成の「ウイリアム・テル」の最後は、
あの有名な「スイス独立軍の行進」ですね。

以下は、蓄音機から流れる「スイス独立軍の行進」です。





■2月29日の誕生果

   八朔 (はっさく)
     平安

 ・和名 : ハッサク
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : 日本 (マレー諸島、東インド諸島)


八朔。
「八月朔日(はちがつさくじつ)」
つまり「8月1日」という名前の柑橘。

陰暦8月1日頃から食べられるからということで、
名付けられたらしい。

でも実際の収穫は12月から1月頃で、
出荷時期は、2月から4月頃なんですけど、なぜ?

ところで。
ハッサクを図典で見てみると・・・

  八朔蜜柑、八朔オレンジ、八朔ザボン

と書かれています。

ハッサクって、
ミカンなの? オレンジなの? ザボンなの?

ハッサクは、
ブンタンとタンゼリンの交雑種らしいといわれています。

1860年頃、広島県因島市田熊町の浄土寺の庭先で発見された
偶然実生なのだそうです。

果実は、球形で400グラムくらい。
果皮は、黄橙色。
果肉は、淡黄色で、ややかため。

甘酸の調和がよいが、果汁は少なめ。
この特徴は、ブンタンに似ていますね。

ハッサクは、緑の葉を1年中つけています。
この葉が元気でなければ、きちんと結実しないのだとか。

さらには、果実に対して、不必要な葉は、
栽培の過程で落としてしまうのだそうです。

果実が、より効率良く育つように、
環境を整えるのですね。

それにしても、なぜ、「八朔」と名付けられたのか?

いくつか調べてみたのですが、
その根拠は、わかりませんでした。

う~ん、気になる・・・。
(ハッサクは、木になるケド。。。m(_ _)m)


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月29日の誕生色 : アイビーグリーン
■2月29日の誕生花 : アルメリア / ハマカンザシ、他

紅 心

2009年02月28日 | 誕生果
きょう2月28日は ビスケットの日 です。

1980年(昭和55年)、全国ビスケット協会が制定し、
翌年から実施されています。

「ビスケット (biscuit)」 の語源は、
ラテン語の「ビス・コクトゥス (bis coctus)」 で、
「2度焼かれたもの」という意味。

2度=「2」、焼かれたもの={8」
ということで、語呂合わせの意味も含まれているんですね。

楽しい 全国ビスケット協会 のホームページへは
コチラ からどうぞ♪


■2月28日の誕生果

   紅心 (こうしん)
     移り気、浮気、小さな愛

 ・和名 : コウシン、紅妃(こうひ)、レッドプリンセス
 ・分類 : マタタビ科、 マタタビ属、 つる性
 ・原産地 : (中国)


紅心。
黄肉種ので、果心部が赤いキウイフルーツ。

果実表面には、やわらかい毛茸がまばらにあります。
果頂部は、くぼんでいます。
果芯の周囲に、赤い色素が少し入ります。

黄肉系の中でも、さらに甘く、なめらかな口当たり。

つる性植物のため、果実を収穫する目的よりも、
ガーデニングや鉢植えで楽しまれているケースも多いです。

キウイは、雄雌異株。

つるだけ必要だったり、鉢植えで楽しむ場合は、
雌木が使われているようです。

果実まで、と考えるならば、雄木も必要になります。

紅心の場合、果実は早生品種なので、
雄木も早生系品種でタイミングを合わせる必要があるとか。

オススメ雄木品種として、
「孫悟空」や「ロッキー」というのがあるのですね。
ネーミングが、いかにも雄木らしい。

異名の紅妃と一緒に考えると、
  お姫さま と 勇者
という物語風な組み合わせになりますネ。

紅心の花の色は、白~淡黄色。
花の時期は、1年でわずか数日だとか。

収穫量自体が少なめなので、
当然、流通量も少なめです。

希少価値のある紅心。
チャンスがあったなら、迷わずゲットしたいです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月28日の誕生色 : オリーブグリーン
■2月28日の誕生花 : ユキワリソウ / ミスミソウ、他

さがほのか

2009年02月27日 | 誕生果
きょうの東京地方。
しばらくの間、雪が降りました。

大きな、ぼたん雪。

地面に落ちた雪は、
じわっと溶けていきました。

黒いコートに舞い落ちた雪は、
雪の形を残したまま。

その雪を、手でサッと払ってみたら、
サラリと地面へ落ちていきました。

時折、吐く息が白く見える。

とっても冬らしい光景に思えるけれど。

2月の下旬に降る雪は、
春が近づいてきている証拠だったりもします。


■2月27日の誕生果

   さがほのか 
     潔白、純愛

 ・和名 : サガホノカ、ホノカ
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : 日本


さがほのか。
香りが良く大きめでスタンダードな味わいのイチゴ。

佐賀県農業試験センターで、
「大錦」と「とよのか」を交雑・育成した促成栽培用品種。

1998年(平成10年)に命名され、
2001年(平成13年)に登録されました。

出願時は「佐賀2号」と呼ばれていたそうです。

果肉は硬く、
果形は円すい形で、鮮紅色で光沢あり。
果肉は白。
果実の大きさは大,
日持ち性が良い。

酸味が少なく、香りの良いイチゴです。
暖かくなってくると、香りと甘みが増すのだそうです。

「甘いイチゴ」と人気の「さがほのか」。
デビューして10年。

「さがほのか」の栽培面積は年々増え、
今では、佐賀県におけるイチゴ栽培品種の
約90%を占めているそうです。

名前に「さが」がつきますし、佐賀県のイチゴの主流なので、
九州地方メインのイチゴかと思っていたら・・・。

なんと、北海道でも栽培されているのですね!

おいしくて、輸送性に優れているという、
外せない長所が認められたのでしょう。

関東では、
競合するイチゴが多いので、難しいのでしょうか?

佐賀県イチオシのイチゴ、さがほのか。
甘さが口いっぱいに広がるイチゴです。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月27日の誕生色 : 柳 茶
■2月27日の誕生花 : オオアマナ / オーニソガラム、他

不知火

2009年02月26日 | 誕生果
久しぶりに、炊き込みピラフを作りました。

お米をといで、水加減をして、材料を入れて、
混ぜて、スイッチを入れるだけ。

いいにおいが炊飯器から立ちこめてくると、
何ともいえず、しあわせな気分になります♪


■2月26日の誕生果

   不知火 (しらぬい)
     燃える心、大志燃える心、大志

 ・和名 : シラヌイ、デコポン
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : 日本 (マレー諸島、東インド諸島)


不知火。
デコポンの名前で知られている人気もの。

「清美」と「ポンカン」の交雑種。

長崎県は口之津(くちのつ)の農水省果樹試験場で。
交雑・育成されました。

果皮のなり口に出っ張りがあることや、
果形が不揃いなため、流通には乗りませんでした。

その後、熊本県の不知火地方で栽培されるようになり、
県をあげて、栽培に取り組み、広めたのです。

不知火は、
  ・高糖度
  ・香りが良い
  ・皮がむきやすい
  ・袋ごと食べられる
というように、とても嬉しい柑橘です。

そのため、人気も急上昇してきました。

その後、熊本県だけでなく、
九州各地や広島県瀬戸内地方、愛媛県などでも、
生産されるようになりました。

「不知火」で知られていたのですが、
各生産地それぞれに、独自の呼び名もできました。

一番よく知られているのが デコポン でしょうか。
デコポンは、商標登録名です。

その他、ヒメポン、キヨポン、等々があります。

それでも、私がよく行くスーパーでは、
温州蜜柑のように山積みなることが少ないので、
気軽に買えないのが残念です。(って、私だけかも!?)

食べやすいので、
あると、つい、パクパク食べちゃいますネ。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月26日の誕生色 : 裏葉色
■2月26日の誕生花 : フクジュソウ、他

阿久根文旦

2009年02月25日 | 誕生果
パラパラと見ていた雑誌に、
ブルーベリージャムの作り方が載っていました。

材料は、冷凍ブルーベリー、お砂糖、レモン汁、のみ。
作り方は、煮詰めるだけ。

簡単に作れて美味しそう~♪
すっごいユーワクです。

おあつらえむきに、
最寄りのスーパーでは冷凍食品特売日。

・・・で、
買ってきたのは、チリ産の生ブルーベリー。

生のまま、ぜんぶ、食べちゃいました……。

次の冷凍食品特売日には、
冷凍ブルーベリーと冷凍ラズベリーを買ってきて、
ジャムを作る予定・・・かな?


■2月25日の誕生果

   阿久根文旦 (あくねぶんたん)
     郷愁、里心、なつかしみ

 ・英名 : pummelo
 ・和名 : アクネブンタン、本田文旦(ほんだぶんたん)
 ・分類 : ミカン科、 ミカン属、 常緑小高木
 ・原産地 : マレー諸島、東インド諸島


阿久根文旦。
ブンタンやザボン類の名前の大元になった柑橘。
別名を、本田文旦といいます。

果実は、重さ400グラムほど。
果皮は、黄色で熱い。
果肉は、基本的に淡黄色、赤肉もあり。

香りがよく、
甘酸バランスのとれた上品な味わい。

収穫後、酸味を減らすため、
一定期間貯蔵してから流通しています。

さて、阿久根文旦の名前の由来は、というと・・・

1772年、日本は鎖国時代の頃。
1隻の船が、鹿児島の阿久根港に漂着しました。
中国の交易船でした。

阿久根の通訳官や代官所は、
親切に対応したのだそうです。

漂着した船の船長は、とてもとても感謝して、
大きなミカンを2種類、お礼に置いていったのだとか。

阿久根の代官所では、それらのミカンを食べ、
種を植えたところ、実がなりました。

果肉は、朱と白。

名前をつけるにあたり、船長の名前である 謝文旦 から、

  ・朱の果実には 謝文
  ・白の果実には 文旦

と名付けたのだそうです。

謝文と呼ばれる朱い柑橘は、
後にザボンと呼ばれるようになりました。

文旦のルーツは、精一杯の感謝の気持ち。
そして、それを真摯に受け止めた気持ちだったのですね。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月25日の誕生色 : ミストホワイト
■2月25日の誕生花 : ジャコウバラ、他

宝交苺

2009年02月24日 | 誕生果
きょうもまた、雲の多いお天気の東京地方。

夕方、息子が帰ってくるころには、
そこそこの雨が降っていた。

途中まで自転車通学をしている息子は、
自転車を置いて、電車で帰ってきた。

テレビでは、
気象予報士さんが「菜種梅雨」という言葉を口にしている?

菜種梅雨って、菜の花が咲く頃の長雨だったような?
もしかしたら、菜の花も咲き始めていたりして。

たしかに、今年は、早くも梅が散り始めていたり、
桜のつぼみがほころび始めていたりと、
今年の春は、いつもよりも早く来ているのかも。


■2月24日の誕生果

   宝交苺 (ほうこういちご)
     やさしい心

 ・和名 : ホウコウイチゴ
 ・分類 : バラ科、 (オランダ)イチゴ属
 ・原産地 : 日本


宝交苺。
日本の高度成長とともに人々の間に浸透していったイチゴ。

1955年(昭和30年)、兵庫県農業試験場で、
「八雲(やぐも)」と「タホー」を交雑・育成した品種です。

「宝塚」で「交配」されたイチゴということで、
「宝交」と名付けられました。

1960年(昭和35年)に発表されました。

果実は、丸みがかった円すい形。
果肉は、やわらかめ。

作型も柔軟で、病気にも強いため、
1980年代までは、イチゴの主要品種でした。

アメリカからやってきたダナーとともに、
一般庶民の間にイチゴを普及させました。

甘みが少々さみしいダナーに対して、
宝交は甘いので、そのままでもおいしく食べられるため、
人気も高まりました。

しかし、その後、次々と登場した新品種に押されて、
栽培は激減。

それでも、日本のイチゴの一時代を築いたという事実に、
変わりはありません。

宝交苺があったからこそ、
そのままのイチゴが美味しいということを、
人々は知ることができたのですから。


誕生果とくだもの言葉 出典:
  日本果物商業協同組合連合会 「くだもの屋さん」
  (参考文献: 図説 世界のくだもの366日事典)

    
■2月24日の誕生色 : リードグリーン
■2月24日の誕生花 : ツルニチニチソウ、他