アンダンテ ~私の歩幅で~

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シュトレン

2009年12月24日 | 
 
写真は、Stollen (シュトレン)と呼ばれ、
ドイツでクリスマスの朝に食べられるパンです。

あれれ?
シュトレンだったら、
表面に、粉砂糖やシュガーアイシングがついているハズ?

そうですね。
たぶん、ちょっとケーキっぽいシュトレンのほうが、
私も含めて、おなじみだと思います。

このシュトレンンは、天然酵母のパン屋さんが、
バイエルン地方の家庭製酵母の味を生かして作ったもの。

全粒粉100パーセントなので、最初から茶色です。
その生地にドライフルーツやナッツが混ぜ込まれて、
焼き上げられます。

焼成したシュトレンは、ひとつずつ、
上質のラム酒に浸された布で包まれます。

味と香りが落ち着くまで、
布に包まれたまま、しばらく静かに寝かされます。

このようなシュトレンは、今でも、
ドイツの昔風の食文化を守る家庭や、
フランスのアルザス地方などで、食べられているそうです。

素材の甘みだけで、素朴な味わいのシュトレン。
(ラム酒が利いています。)

日本のお雑煮のように、
各家庭それぞれの味がするパンなのかもしれません。