<3月 5日の誕生花>
ヤグルマギク
・菊(きく)科
・学名 : Centaurea cyanus
Centaurea = セントウレア属
cyanus = 藍色の
・原産地 : ヨーロッパ東南部
・別名 : 矢車草(ヤグルマソウ)
・英名 : Cornflower, Bachelor's-button
<花言葉>
教育、信頼、優美、優雅、高雅、繊細な心、デリカシー、
愉快、独身生活、幸運、幸福感、幸福
今日の誕生花、ヤグルマギクの
花色は、青、青紫、藍紫、淡紅、白です。
開花時期は、4月頃~6月頃。
学名はギリシャ神話に出てくる
半人半馬のケンタウルス(Centaurea)にちなんでいるとか。
また、花の女神フローラの
崇拝者チアヌス(cyanus)にちなんでいるとも。
ある時、ヘラクレスは、猛毒ヒュドラの血を塗った毒矢で、
誤って恩師のケンタウルス(賢人ケイロン)を射てしまいました。
ヘラクレスは、ケイロンに手渡された矢車草で
手当てをしましたが、よくなりませんでした。
不死身のケイロンは死ねずに苦しむばかりだったので、
プロメテウスが代わりに不死身となり、
ケイロンは死に、苦しみから逃れることができました。
というお話からなのですね。
また・・
矢車草の花びらを傷口にふりかけると
ケイロンが生き返りました。
という伝説もあるようです。
それから・・・
コンスタンチノープルに住むチアヌス(キアヌス)という少年は、
毎日、花の女神フローラ(クロリス)のために花を摘んでは
花輪を作り、祭壇に捧げていました。
ところがある日のこと。
チアヌスは、花輪にする花がみつからず、
探しまわっているうちに道がわからなくなり、
そのまま死んでしまったのです。
フローラは、若い崇拝者チアヌスの死を悼み、
人々が彼のことを思い出せるように、
彼が野原で摘んでいた花に「チアヌス」と名付けました。
というお話もあります。
日本では・・・
鯉のぼりの柱の先につける矢車に似ていることから、
「矢車菊」と呼ばれるようになりました。
別名のヤグルマソウですが、
他にユキノシタ科のヤグルマソウがあるので、
紛らわしいかもしれません。
「セントウレア(セントーレア)」を目にしたとき、私は
愛知県にある中部国際空港を連想してしまいました。
空港はセントレア(centrair)。
中部(Central Japan) + 空港(Airport)
の組み合わせによる造語なので、
ヤグルマギクとは関係ないのですが…。(苦笑)
セントレアのターミナル内にあるレストランで、
ドイツビールを飲むことができるようです。
セントレアは、ドイツのミュンヘン空港と姉妹空港、
ということもあるのでしょうか?
ここで話題は、ドイツとヤグルマギクへ。(笑)
プロシア(現ドイツ)にナポレオンが侵攻してきた時、
ルイーズ皇后は子ども達を連れてベルリンから逃れ、
穀物畑に隠れました。
ルイーズ皇后は畑に咲いていた矢車菊で花冠を作って、
王子達を慰めました。
この時の王子の一人が後のウィルヘルム皇帝です。
ウィルヘルム皇帝はナポレオン3世を破り、
矢車菊を皇室の紋章にしました。
そのため、矢車菊は
「カイゼル(皇帝)の花」と呼ばれるようになり、
後にドイツ国花となりました。
(現在は違うみたい。。オウシュウナラ?)
長くなりました。。m(_ _)m
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