アンダンテ ~私の歩幅で~

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強さの根

2008年08月12日 | 雑記
昨日、8月11日に行われた、
北京オリンピック、男子100m平泳ぎ 決勝にて。

北島康介選手は、58秒91という世界新記録で、優勝。
オリンピックのこの種目で2連覇を達成!

テレビ画面に映し出される、レースの模様と、
レース後の北島選手のインタビュー。
何回見ても感動的です。

それまで頑張ってきた成果を、きちんと出せる凄さ!

今まで私は、北島選手の精神力の「強さ」が、
すべての結果を引き出しているように思っていました。

でも、それだけではなかたのですね。

北島選手が小学校時代に書いた作文を読んで、
とても大きなものを感じています。


  『 最後に残した三十六.三 』  北島 康介

  ぼくは水泳をならっている。速くなろうとしている。
  そして、大きな夢を持っている。
  それは速くなって、国際大会でメダルを取り、
  日本の代表選手に選ばれて、オリンピックに出ることだ。
  その夢にむかって一歩一歩近づいていきたいと、ぼくは
  毎日プールに行って泳ぎ続けている。

  でも学校のプールは少しちがう。
  学校のプールはまず速く泳ぐことだけではない。
  そして速くなることでもない。
  自分の身を守るためであるという・・・・・

         ~ 中略 ~

      「三十六.三」
  この記録は小学校最後の記録会で出したタイムだ。
  きっとずっとずっと心に残る僕のタイムだと思う。
  今まで速く泳げるようになれたのは、
  この学校のプールがあったからであり、
  速く泳ぐことだけでないということを知ったのも、
  この学校のプールがあったからだ。
  自己ベストよりおそいけれども、
  ぼくはこのタイムに一つの不満ももっていない。
  それは、ぼくにとってとても楽しかった学校のプールで出した
  大切なタイムだからだ。



北島選手のこの作文は、
こちらの 産経ニュース を参考にさせていただきました。


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2 コメント

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Unknown (鈴蘭)
2008-08-12 23:32:56
素敵なお話を教えて頂きました。ありがとう。北島選手の涙、胸打ちました。大事な場面ですべてを出し切る、やはり精神力が違うのでしょうか。私は本番メチャメチャになるんです。情けない。土壇場で頭真っ白、最悪のパターンですね。日本頑張れ~
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麻由子から (→鈴蘭さんへ)
2008-08-13 12:07:48
鈴蘭さん へ

北島選手の涙には、本当に胸を打たれました。
「ここ一番!」の本番を乗り切れるということは、
やはり素晴らしいと思います。
それまでの積み重ね、プラス、
肝心な時の集中力と適度な余裕でしょうか。

日本の水泳陣は、ものすごく頑張っていますね~!
他の競技でも、日本人選手の活躍振りに歓喜しています♪
ガンバレ☆ニッポン!!
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