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夢を超える

2021-06-20 07:03:44 | 日記
大病を患い絶望の淵に立たされると、大きな気づきを得られるとも言う。
好き好んでそんな境遇にはなりたくはないが、その経験者の言葉には耳を傾けたい。
白駒妃登美さんという経験者が、こんなことを。
人間の生き方についてです。

◆西洋の成功哲学に代表される「目標達成型」とは別に「天命追求型」がある
 高く正しい目標を掲げてその達成に努力することは勿論正しい。
 だが、それとは異なる生き方もある。
 それは「天命追求型」だ。
 天命追求型とは、将来の目標に縛られることなく、自分の周囲の人の笑顔を何より優先しながら、いま、自分の置かれた環境でベストを尽くす。
 それを続けていくと、天命に選ばれ、いつしか自分では予想もしなかった高みに到達するという考え方だ。
 そこでは自分の夢を叶えることよりも、周囲に喜びや笑顔を与える精神、つまり志が優先される。
 この天命追求型はまさに日本人が歴史の中で培った素晴らしい生き方だと気付くはずです。

 天命追求型に生きた歴史上の人物では、豊臣秀吉が好例です。
 秀吉は徳川家康や織田信長と決定的に違う点があります。
 それは殿様を父に持たなかったことです。
 農民の子の秀吉は、最初から天下統一を夢見たはずがありません。
 通説によれば、秀吉は侍になるため(夢)に織田家の門を叩いたのです。
 しかし秀吉の人生は、その夢をはるかに超えてしまうのです。
 
 目標達成に向けて努力すればたしかに夢は叶うかもしれません。
 しかしそれは、夢しか叶わないとも言えます。
 秀吉は最初から天下取りなど考えず、周りの人や上司の喜ぶことを工夫して精一杯続けたのです。
 その結果、周囲の応援を得て次々と人生の扉が開き、天下人へと運ばれていったのです。
 まさに天命追求型の人生だったのです。

 →なるほど、そういう生き方もありますよね、全員が選ばれたり運ばれたりするかはわかりませんが。