世の中には、どうにも自分とは話の合わない人がいるものだ。
そんな人の話を聞くのは面倒だし、苦手感もある。
だが、ビートたけしの言葉は参考になる。
◆人との会話にも井戸と同じように誘い水が必要だ
成績のいい営業社員は、話し上手というよりは聞き上手だとよく言われる。
そうだろう、人というものは人の話を聞くよりも、自分の話をしたい存在だ。
上手に話を聞いてくれる人には、良い印象を持つのだ。
だから、料理人と会ったら料理のことを、運転手に会ったらクルマのことを、
お坊さんに会ったらあの世のことを率直な気持ちで聞いてみればいいのだ。
人との会話で大切なのは、きっかけづくりであり、それさえできれば思いもよらない話も聞ける。
相手はいい気持ちになってこちらに好印象を持つし、こちらも新しいことを知れる。
聞くことで世界が広がり、場は楽しくなるのだ。
価値観や世代が違うと話が合わないというのは、相手が悪いわけではなく、
こちらに相手の話を引き出す力がないだけだというのが、たけしの指摘だ。
→なるほど、まったくその通りですよね。