「我以外みな師」と宮本武蔵に語らせたのは、たしか作家の吉川英治だ。
本人にその気さえあれば、物乞いからでもマンガ本からでも、教えは得られるというものだ。
ということで、今日は西アズナブル氏のマンガから。
◆元経済企画庁キャリアの島澤諭教授
「日本は社会保障で滅ぶ最初の国となるかもしれない」。
所得税・住民税に加えて、社会保険料の負担が急増している。
消費税が1%上がったら大変な騒ぎになるが、
社会保障費(負担率)は2000年からこれまで10%も増えている。
給与所得者の手取り額が、それほど増えないでいる理由はこれだったのだ。
これは、政治的に増税は拒否反応が強いので、社会保障費の天引きでステルス的に徴収してきたからだ。
その結果、若者の進路も安定した医療か介護業界を目指す動きが顕著のようだし、
ハイクラス人材でも、医学部か薬剤師志望が増えているという。
だが、社会保障は他の産業の稼ぎの再分配ですから付加価値を生まず富を創造しないのだ。
勿論大事な仕事であることに変わりはない。
だがそれだけでは、経済や社会は発展していかないのだ。
これからの日本が、今まで通りに金も若者も社会保障に吸い尽くしていけば日本は滅びかねない。
そう、それは社会保障のせいで第二の敗戦を迎えるということなのかもしれない。
→そういうことか、付加価値を生み出すためにはサービスを創造しなければならないが、
それは、本人負担額ということのようだ。
少しずつされど着実に、そういった方向にもっていかないと、
国家も社会保障も持続可能ではなくなるということなのかもしれませんね。