真言宗のご住職の名取芳彦氏だ。
一般的に知られる、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」だけではなく、こんな言葉を教えてくれた。
◆実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな 育つほど土に手をつく柳かな
人として偉くなると(実ると)ふんぞり返って偉そうにしがちだ。
どこにでもいるそんな人は、頭を垂れる稲穂とは正反対だ。
人間として成長すれば、柳のように手をついて頭を下げる謙虚な気持ちが醸成されるものだ。
そして、運(偶然)は、準備していた人だけにやってくるものだそう。
何かいいことがあった人は、たまたま運が良かっただけだと思います、と言うだろう。
だがそれを鵜呑みにしてはいけない。
なぜならば、その偶然はたまたまではなく準備されていたものだからだ。
何の準備もせずに、
いいなあ、おいらにもそんな偶然が来ないかなぁと願う人には、一生来ることはないのです。
むろん、準備をすれば必ず運が来るというものではない、しかし準備しておかなければ運は開けないものです。
こう考えたらどうでしょう、「運・偶然」は、
準備を完了した謙虚なあなたからお呼びがかかるのを待っているのかもしれませんよ。
→なるほど、謙虚と準備ですね、お~い偶然クンそろそろ来てくれよ~