多くの方々が数多くのテレビドラマを楽しんだはずだ。
今日は、脚本家・小説家の山田太一氏。
氏のこんな言葉が、心と身体に染みる。
◆人が生きていること、それだけで、どんな生にもかなしみがつきまとう
この言葉は1991年のものだ。
世はバブル景気で、明るいことだけを見続けていた時のことだ。
そこに、この暗い?とも感じられる言葉が投げかけられた。
世の大部分の人々からは、おそらく否定されたことだろう。
だがこの言葉は結果的に、ただ生き延びるだけではなく、普遍的なものへともつながっているようだ。
つまりは、生きるかなしみというものはいつの時代にももれなくあるということなのだろうな。
悲しいことなのだが、それがまぎれもない現実ということらしい。
で、そのかなしみを、何につなげていくかというのが人生という訳なのだろうな、きっと。