たびたび引用させていただくのだが、医師の和田英樹氏の書籍や言葉、なるほどと感じさせられる。
大事なのは「長生き」ではなく、「長生き」して何がしたいか、であるべきではなかろうか。
◆死ぬことを恐れすぎるな
コロナの流行で感じたことなのだが、日本人は死ぬことを恐れすぎてはいないだろうか。
そもそもいって、人間とは必ず死ぬ存在なのです。
そんな当然のことが、忘れられているようにも感じられます。
マスメディアが、コロナは怖い・恐ろしいと煽り立てました。
だから、コロナで死なないために行きたいところに行かず、食べたいレストランにも行かず、
会いたい人にも会わないという、基本的人権の放棄のような生活をする人が大量に現れた。
コロナによる死者は、その80%が70代以上だ。
さらに詳しく言えば、高齢者の中でも基礎疾患があり免疫力の落ちた人が中心だ。
だから、老人でも元気な人や、若者はほとんど亡くなってはいないのだ。
インフルエンザでは、毎年1万人以上亡くなっていますし、風邪をこじらせて2万人、
風呂場で亡くなる人が1万9千人もいる。
だから誰だって、いつだって死ぬことはあるし、年齢を重ねればその確率が増すのは当然のことなのです。
医師の指示を聞いて、血圧を下げたり血糖値を下げたりするために、食べたいものを我慢して、
酒やタバコもやめている人たちも沢山います。
「長生き」だけが目標となっていませんか。
「長生き」することよりも、そのことで何をしたいかということのほうが大事だと思います。
→たしかに。そうなんだやりたいことをやればいいんですね。