「ひろゆき」氏の書を読んでいたら、なんだか既視感のある言葉に出会った。
その言葉とはこうだ。
「人のことなんか放っておいて、自分のことだけ考えていればいいんです」。
うんうん、自身の精神衛生上これはたしかにいいアドバイスだ。
だが待てよ、カナダの精神科医エリック・バーンは既にこう言っていたぞ。
「他人と過去は変えられない」=自分と未来は変えられるということ。
さらに、オーストリアの心理学者アルフレッド・アドラーもこう言っていたぞ。
「変えられるのは自分だけです、変えられないものにこだわってはいけません」。
おいおい、先人のパクりかい?
彼の名誉のためにも、もう少し書いておこう。
◆人のことは放っておいて、自分のことだけ考えていればいいんです
常識というものは、場所や状況や時によって変わるものなんです。
だから、ちょっとおかしいなと思っても、それは僕の感覚であるだけなのです。
価値観や考え方はそれぞれ違うのですから、自分のことだけ考えていればいいと思いますよ。
そのほうが、ずっと健康的に生きられますから。
→氏のおかげで、再度アドラーを読み直してみました。
かって読み飛ばした珠玉の言葉の数々に再会できましたが、長くなるので続きは明日にします。