本業はイラストレーターの、田中ひろみ氏の禅語解説だ。
凡夫には、とても分かりやすかった。
◆大道通長安(だいどうちょうあんにつうず)
ここで言う長安とは地名のことではなく、幸せというような意味合いらしい。
人生は、その節々でいろいろな岐路にぶつかるものだ。
下世話な例で言えば、進路選択(学校)・就職選択・伴侶選択などがあることだろう。
修行僧から老師への問いだ、「求める道(大道)はどこにあるか」に対し、
「細い道を歩くと大きい道に出る、長安に通じるほどの大きな道だ、それが大道だ」と述べた。
つまり大道通長安とは、どんな道を選んでも必ず長安(幸せ・心の安寧)に通じているということ。
誰もが平穏で幸せな人生を送りたいと思っているのだが、実はどんな進路を選択しても長安に通じているのだ。
時には、一見遠回りをしているようなこともある、だが道は続いているのです。
大切なのは、どの道を選択するかではなく、選んだ道をどう生きるかなのです。
→そういうことなのか、選んだ道を後悔しながら生きるのは、ヘタな生き方というわけか。