この地図は、GPSロガーを使って、駐車場から山頂を経由して戻ってくるまでの移動痕跡を記録したものです。
この記録によると、駐車場から山頂に登ってまた駐車場まで戻ってくるのに9.1㎞も移動した事になります。
残念ながら高度までは計算に入っていないので、平地だけの移動に比べるとかなりきつい移動になります。
今回は宝満山の登山口でもあるかまど神社の前の駐車場には止められませんでした。
「登山の方は下の駐車場を利用してください」との事。
本来の参拝客を優先する措置なのでしょう。Uターンして下の駐車場に車を止めました。
1回400円。少しは遠くなりますが、一日止められるので、安心料といったところでしょうか。
車を駐車場に置いて歩き始めた時に正面に見える山が、今回の目的地である宝満山です。
まだまだ、遠いです。
かまど神社に入り、本殿の前の階段を上ると紅葉した木が朝日に照らされて赤く輝いていました。
「紅葉は裏から撮れ」と思っているので、ちょうどタイミングが良かったですね。
しばらく進むと昔から変わらぬお馴染みの登山口が見えてきました。
ここから山頂まで2.2㎞です。
宝満山の上りは、石が多くて段が高いのが疲れる要因だと思います。
そろそろ山頂が近いかと思って、出てきた標識を見たらなんと「五合目」。
まだか~と思ったところにこの百段階段が出てきます。
ここで力を抜くと疲れが噴き出すので一気に登ります。
百段を数えてみてください。ちゃんと百段です。
その先は、前半より比較的楽な行程になります。
大きな岩が出て来ても楽しんでしまいましょう。
いろんな形の岩と、それをうまく組み合わせた登山道がくねくねと続きます。
そして山頂です。
正直な所、一番最後の階段が一番きつかった。。。
渋滞の列になってしまい、自分がペースを乱せない環境に追い詰められていたからです。
山頂に到着して、神社に無事到着した報告とお礼を伝えて昼食タイムにしました。
前回も同じでしたが、お湯を沸かしてカップ麺を食べたのですが、冷えた体に温かいカップ麺は最高です。
さて、帰りは同じ道という手もあるのですが、頂上下のキャンプセンターを見に行きました。
いきなりこんな所を下っていきます。
鎖が無ければ、ほとんど岩登りの状態ですね。これは楽しいです。
少し行くと詳しい標識に出会いました。
ここから若杉まで行けるんですね。でも「5時間前後!」。
仮に今から行ったとしたら、到着する頃には真っ暗でしょ。
更に進むと広場に出て、立派なキャンプセンターがありました。
ついでに紅葉もしていて、ベテランらしき方々が豪華な食事をされていました。
ここに「バイオトイレ」があります。
私は入りませんでしたが、「大」と「小」に分かれているとか、目が痛いほどの強烈なにおいがするとかで、珍しいトイレだったと
妻が苦しそうにかえってきました。
今どきのバイオトイレはもっと進んでいるはずですが、需要が多すぎて処理が追いつかないのではないかと思います。
ここから、元のルートを引き返さずに「かまど神社」方向に向かうルートがあります。
こっちです。
かまど神社から登ってきたルートの登山道とはまた違った雰囲気です。
このルートはあまり人もいなくて、のんびりと歩けました。
かまど神社から山頂ルートに合流して、しばらく行くと苦労した百段階段がありました。
登りには気付かなかった変わった杉の木を見つけました。
いろいろあったのでしょうね。
さ、この石の道もそろそろ終盤です。
降りてきた「かまど神社」では、朝とは違った方向から紅葉が楽しめました。
そして、ぜんざいで一休み。
いい秋の一日を過ごしました。
次はどこに登ろうか。