yuyuの日々

yuyuの日々の出来事です

ようこそ「雲竜渓谷」氷の世界に・その1

2019-12-11 07:45:15 | yoyoの日々
2019年12月9日に凍り始めた雲竜渓谷に行った時のことを4つのブログに分けてアップしていきます。


赤薙山へと続く尾根の下には稲荷川が流れているので、その右岸を歩いて雲竜渓谷に向かいました。


下界では日差しが暖かい。

もともとハイキングコースであった舗装路を歩きます。

先日、黒岩まで行った時の上からの画像で、歩いている場所をご説明します。


この広い河川敷が日向防砂ダムです。


望遠で撮影すると舗装路が見えています。


今回は稲荷川を下から歩いていますので、日向防砂ダムから上流に向かって雲竜渓谷を目指します。


日向防砂ダムの展望台にある解説文には、日本最大の防砂ダムと書いてありました。


日向防砂ダムの下流から眺めると、左手が女峰山方面で、右手が赤薙山方面となります。


望遠で撮影すると、レッドバンドの前女峰山と左後方にはわずかに黒岩が見えています。


雲竜渓谷から前女峰山まで登れそうですが、右手の尾根を登るのにはかなり体力を必要とします。


また、この尾根を登ると赤薙山の麓にたどり着きますが・・・


がれ場は、とてもとても難易度が高くて、私には絶対に無理です。


さらに雲竜渓谷から黒岩まで登るルートもあるらしいのですが、私は滝尾神社からの尾根を登り黒岩まで行きました。


黒岩からは、前女峰山が目前に見えます。


画像の中央がアカナ沢で、雲竜渓谷のY字路から分岐しています。

その上部に赤薙山の大鹿落としが見えています。

雲竜渓谷のY字路を七滝まで登ると、この滝を真下から見ることができます。


そんな景色を間近で見ようと雲竜渓谷に来たのです。


赤薙山が近づいてきました。


ここからは氷の世界となります。


つづく

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君は誰?

2019-12-10 08:15:15 | 鳥 と 生き物 たち
雲竜渓谷からの帰り道、道教えの鳥に出会いました。


近寄るとパタパタと飛び立つのですが。


すぐに降り立ちます。


6〜7羽のグループで行動しています。


数メートルまで近づくと、パタパタと飛び去りますが、さらにその前の鳥は一緒には飛びません。


けっこう悠然として歩いています。


木にとまったり。


道路の端にうつったり。


また道まで戻ってきました。


歩きながら適当にシャッターを切っていたので、これが羽模様を確認できるベストショットでしょうか。


で、近寄ると飛び去ります。


道教えの鳥、君は誰?


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12月10日「日光・雲竜渓谷」の全面凍結まであと少し

2019-12-10 07:51:37 | yoyoの日々
雲竜渓谷に行ってきました。

壁は氷柱が成長しています。

雲竜瀑です。


滝壺はすでに凍りついていますが、上部では滝が流れています。

全面凍結を待ち望んでいる愛好者が多いことでしょう。

滝の凍結が少ないこの時期は、訪れる人がいません。
雲竜渓谷を貸し切りとしたお話をこれから何回かにかけてアップする予定です。

つづく




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ピカソが描いた「ラス・メニ―ナス」の意味するところ

2019-12-07 11:20:18 | 美術館・絵画
ピカソは、ベラスケスの「ラス・メニ―ナス」を題材にして多数の絵画を作成しました。

バルセロナのピカソ美術館では、それらをまとめて展示してあります。
右側に配置してあるのが、その一覧です。

まず全体像を、ピカソ的に描いたのがこれです。


そして、これらの登場人物を切り取っています。

それぞれの人物には番号をふってあります。

これは中央のマルガリータ王女ですが・・・

どうやらマルガリータ王女を正面から描いたのではなく、全体像の「3」の女性から見た顔ではないかと思われます。
つまり向かって顔の右側は、「3」の女性から見たマルガリータ王女「2」の横顔であり、左側は「5」の横顔のように見えます。

また、この絵のマルガリータ王女は、「4」または奥にいるベールを被った女性の横顔に見えます。

そして侍女の手は、男性自身と思われる黒い一物に添えられています。

オリジナルと比較してみてください。

美人さんの白指の手つきからエッチな想像をするお茶目なピカソです。

構図はほぼ同じですが、マルガリータ王女は、両隣の「3」と「4」の女性の顔を描いたように感じます。

侍女の手は、オリジナルに戻してあります。

このようにして、どの視点でマルガリータ王女を描いたのか想像してみるのがピカソの絵画の楽しみです。








ところで!、なぜピカソがキュビズムに達したのかというと、ピカソは絵がヘタクソだからです。

特に手の描写が苦手です。
一生懸命書いた医師の手は緊張しすぎているし、反対に病人の手はきちんと描ききれていません。

ピカソは、手を大きく描きすぎる傾向があります。


だから、青の時代があり赤の時代があり、そしてキュビズムを前面に押し出してみれば自分が勝てると思ったのでは?


そのコンプレックスから解放されると、様々な手指を描けることができます。














このようにして、わたしがピカソに対して思ったことを5つのブログに分けて公開しました。
まあ、わたしは美術など習ったこともないし絵画を描いたこともありません。
絵画に興味を持ったのも最近です。
だから自分の観点で好きにまとめてみました。





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ピカソって・その4

2019-12-06 04:29:09 | 美術館・絵画
ピカソって、これだけの視点を同一のものと感じられる能力があるのに・・・


女性の裸体を描かせるとまるでダメなんですよねー


要するに、こんな絵しか描けない。


今回の旅で、バルセロナのピカソ美術館とパリのオルセー美術館を続けて訪れたことがピカソの理解に非常に役立ちました。

こちら、ピカソ美術館の裸婦ですが、描写の未熟を青の時代の技法でごまかしているだけにしか見えません。


で、こちらはオルセー美術館。

え〜い、ひかえおろう!!!
このピカソさまのキュビズムが目に入らぬか〜〜〜〜〜

というのが私の理解したところです。

つづく



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日光・多母沢御用邸の秘密

2019-12-06 03:26:45 | yoyoの日々
多母沢御用邸をyuyuさんと訪れました。

前に一人で来た時のブログでも明治・大正・昭和の三代で構築された建物をご紹介しました。

この御用邸は、説明されないと見ただけでは分からないことが沢山あります。

例えばこのシャンデリアも、赤い色は金を溶かしてあるからだそうです。

畳の縁も係りの人に説明されるまで気がつきませんでした。

よく見ると4枚の畳の縁のがら模様がそろっているのです。

へ〜〜って言ってたら。

左右の畳の大きさが違うのは、縁とつなぎ目のラインを一直線とするためだと教えてもらいました。

もう一つ、一般の観光客が目にすることができないものをお見せします。



観光客が見るのはこの襖ですが、その裏側は立ち入り禁止になるので、カメラだけを向けて撮影しました。


前回のブログでもご紹介しましたが、皇后さまのお部屋の畳の縁は萌葱絹。

これは4番目のランクで、3番目のランクが先ほどの小紋縁になります。

そして2番目ランクは謁見所の床の間にある中紋縁です。


じゃあ、最高ランクの繧繝縁はというと、三種の神器を置く畳に使用されていました。


そして廊下のガラス。


日本で製造された最初のガラスは、炉の中で引き伸ばしたときの歪みがとても味わい深いです。


もしも大正時代であれば、平民が謁見所を覗くことなどできませんよね。


この気品に満ちた館は必見の価値があります。



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女峰山の手前の黒岩まで・その3

2019-12-05 07:43:43 | yoyoの日々
今回登った黒岩と前回登った赤薙山の位置関係を示します。

それぞれ「女峰山の手前」という意味がお分かりだと思います。

いよいよ黒岩手前の落葉松金剛まできました。


斜面の崩落がすごいです。


下界はこんな感じです。


男体山が見えます。


この辺りは標高1900mくらいなのでかなり大きく見えます。


赤薙山では、大鹿落としの崩落が続いています。


この辺りから見ると裏側の新しい崩落が赤い色であることが分かります。

麓からでは分かりませんでした。

その地層は、こちらで見られます。

多数の凍りついた滝がありますが、中央の滝の流れに沿って崩落が続いています。

赤薙山の裏側の赤い崩落からアカナ沢が生じています。


アカナ沢にも幾つかの滝があります。


正面の前女峰山と左手には竜巻山が見えます。


凍りついた滝と、その流れにより現在でも崩落が続いていることがよく分かります。


こちらでも斜面が崩れ始めています。


滝壺は凍りついていますが、滝は流れています。


その上部の滝は凍りついています。


これらの滝は「七滝」と呼ばれ、雲竜渓谷から登れば見ることができるらしいです。


さて、この黒岩ですが、何気ない風景に感じるかもしれません。

・・・が、ここが修験者の修行となることを実感しました。
気温は氷点下4〜5℃くらいでしょうが、体感温度は氷点下10℃以下だと思います。
雪混じりの強い横風で、ちょっと気をぬくと谷に転落しそうになります。
この風景をここから見ると心がふるえます。

男体山方面には雪雲がかかっています。


中禅寺湖が夕日の反射で確認できます。


帰り道、稲荷川が見えました。


望遠で川まで続く工事用の林道が確認できます。


この前は、駐車場から川沿いに歩いたので堰を登れませんでしたが、今度はこの道から雲竜渓谷に行ってみたいです。


さて、今回の黒岩までのルートをご紹介します。

霧降高原から赤薙山までに比べて、滝尾神社からの道は「馬鹿尾根」と呼ばれる理由がお分かりだと思います。
標高差が1700mだそうですから、このルートで日帰りだと日の長い季節に朝早く出発する必要がありそうです。

女峰山には、赤薙山のルートで登る人が多いと思います。
バカ尾根は行程が長いので日の短い時期の日帰りは不利だし、午後の時間になって小屋に泊まった人は下山しているはずなので誰にも会わないだろうと思っていたのですが、一人だけ女峰山からの下山者とすれ違いました。
バカ尾根を日帰りするなんて・・・、その方はとても一般登山者とは異なる様相でしたとサ。

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女峰山の手前の黒岩まで・その2

2019-12-04 08:06:00 | yoyoの日々
黒岩を目指して登っていると、大谷川がよく見える地点にきました。

中央左の川向こうは大谷川公園、右手方向で稲荷川が大谷川に合流しています。
神橋と東照宮は森の陰になります。

安永九年と読めます。


白樺金剛の標識ですが、落葉松林がつづきます。


右手に赤薙山が見えてきました。


そして、白樺が現れてきました。


男体山です。


雲に囲まれていますが、富士山が見えました。


左手に男体山を見ながら登ります。




カラマツ林の切れ目から赤薙山がはっきりと見えてきました。


この前赤薙山に登った時はガスっていてこちら側は見えませんでした。


いよいよ黒岩に近づいてきました。


岩が目立ってきました。


だいぶ男体山の高さに近づいてきました。


ここまで登ると、大谷川は遥か下となります。


ここからがれ場となります。


八風と言う通り、横風が強くなってきました。

すでに氷点下の世界となり、アラレが舞っています。

女峰山は、赤い地層が見られますが、ここの地層が一番きれいです。


これに対して赤薙山は。


赤いわけではありません。


つづく

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女峰山の手前の黒岩まで・その1

2019-12-04 06:53:11 | yoyoの日々
前回は「女峰山の手前・赤薙山」でしたが、今回は反対側の黒岩までです。

出発地点は、女峰山を神とする滝尾神社。

階段を上ると行者堂があります。


それでは役小角さん、行ってまいります。


この登山道は修行者の道となり、女峰山へのルートとしては最長となります。


植林地帯を進むと、ここから先は鹿さん達の楽園となります。


わたしの好きな馬鹿尾根が続きます。


陽だまりの中、ルンルン歩いていきます。


山頂の氷の世界から比べたら、まだここは小春日和ですね。


開けた笹薮の向こうに山並みが見えてきました。


はたして女峰山が見えているのかどうか分かりません。


修行と水子が関係するのかなぁ。


登山道のすぐ脇から山肌が崩れています。


大谷川と日光市内が見えてきました。


その奥の山並みです。


さらに遠くには筑波山が見えました。


笹薮の向こうには男体山が見えます。


ここに水場がありました。


少し降りたところの沢で、水が湧き出ています。


つづく
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ぴかそって・その3

2019-12-03 05:01:27 | 美術館・絵画
バルセロナのピカソ美術館でいいのは同一の作品群をまとめて展示してあることです。

私はこの絵がピカソの原点ではないかと思えます。
つまり、画家の単一の視点ではなく別方向からの視点を描きこむという手法です。

この絵が分かりやすいでしょう。

ピカソとしては単純で、二方向の顔です。

そしてそれを着色しました。

色彩が多様なのは、ピカソが光を別次元の二方向で捉えているからです。

それを表現する技法としてキュビズムがあるように思えます。


だからこうなります。

このように考えるとピカソが理解できるように思います。

ね!
そう思うと、この絵の価値が分かりませんか?

わたしはこの絵が好きです。

ピカソって、いくらきれいな絵を描こうと思っても、とてもとても無理なのですね。


この絵には少なくても9人の女性が描かれています。
さらにあと2人はいそうに見えてくるのですが・・・

そのような多様性の視点を同一平面にすることがキュビズムとなるのではないかと考えられます。

ピカソの絵を、統合失調症的な観点で理解することができると、さらに味わいが深くなるように思います。


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