震災発生から5ヶ月過ぎてしまいました。
これまで南相馬のために多くの皆様方よりご支援いただきましたことに感謝申し上げます。
管理人も原発事故現場から無事に解放されたようなので安心しました。まだオーク○川さんの存在が不明で心配ですが多分大丈夫でしょう!!
震災・津波・原発事故から5ヶ月が過ぎてしまいましたが、時が過ぎる毎に問題が出てきて本当に先が見えない状態になってきました。
牛肉の放射能汚染問題が全国に広がっているように、農産物の風評被害で農業関係は壊滅的な被害になっています。
私の生活している地区では、野菜を安全に出荷できないとして施設以外での作付けを自粛しています。
田や畑は草が伸び放題で草原状態になっています。これまで土つくりから育ててきた農地が壊滅してしまいました。たった5ヶ月でこれまでの苦労が台無しになってしまい農家は本当にやる気を失いつつあります。この農地を元の状態に戻すにはかなりの労力と時間を要するでしょうね。我が家では多分農業から手を引くかもしれません。悲しい限りです。
津波の被災地も草に覆われてきました。塩害で草も生えないのではと言われてきましたが雑草は強いです。被災地を草で覆い隠して草原のようになり悲惨な姿を隠しています。がれきの撤去も連日大掛かりに進めており、被災地はきれいに何もない状態になってきました。これからその被災地をどのように生かしていくのが考えられていますが、住んでいた住民のほとんどはバラバラになっていくみたいです。
「緊急時避難区域」が来月には解除されるようですが、これまで「屋内退避区的」から続いてきた制限が解除されても、その制限によって受けた被害はなかなか元通りには出来ないでしょう!!
避難を余儀なくされた人、職を失った人、事業をやめなければならなかった人、多くの市民がその制限によって人生を狂わされています。
国はそこまで現状を見て対策を考えているのかは、今の政治を見ていると考えられません。
会社へ毎日通勤している途上で見ている光景は、5ヶ月が過ぎても草が伸びていく以外になにも変わっていません。
半分が崩れかけて修復もされないで放置されている道路
電車が通らない草だらけの線路、遮断機が折れたままの踏み切り
めったに車の通らない国道6号線
草が延び放題の田畑
津波被害で崩れかけた家屋
津波に流された車や農機具
市内から少し離れた「警戒区域」付近の姿は、3.11から季節が変わっただけです。