闘病生活を続けていた妻が昨日逝ってしまった。
危篤状態から3日目だった。
いつものように特別に面会を許可していただき朝から妻に付き添った。
妻はすでに呼びかけても目を開けてくれなかった。
「昏睡状態でも容態は安定しているのでまだまだ大丈夫ですよ」と担当医の話だったが・・・・。
午前中に安定していた容態が午後から急変してしまった。
弱弱しくなる妻の呼吸を見続けながら手を握り締めて励まし続けた。
血圧が降下し少しづつ熱があり熱かった妻の手も徐々に冷たくなっていく。
もっともっと頑張ってくれと願ったが。
願いがかなわず逝ってしまった。
苦しまずにほんとうに眠るように。
6ヶ月の闘病生活が終止符を打ってしまった。
昨年9月に入院。
色んな検査を繰り返し病名が確定したのが1か月後。
既にガンは進行しステージ4の絶望状態。
それでも全快を期待していろんな治療に耐えてくれた。
一時は治療が上手くいって退院も考えられたが再発。
最後の望みをかけて挑んだ治療もあまり効果が無かったようでした。
それでも、もうダメと言われてから3ヶ月も長生きしてくれました。
最後に長時間にわたり妻と過ごさせていただき感謝申し上げます。
妻と一緒になり42年と半年。
金婚式まで頑張ろうと言っていたのにかないませんでした。
仕事が趣味のように働き続けた妻。
仕事を辞めて老後を楽しもうと一緒にビールを飲みながら言っていたのに残念です。
半年ぶりに自宅に妻を連れ帰ることができた。
弔問客が帰り二人っきりになったら妻と一緒にビールを飲んで最後の話をした。
「俺を一人にして、俺はこれからどうするんだよ」と夜妻と一緒にいる時に呼びかけると。
「パパ」「パパ」と答えた妻の言葉が繰り返し聞こえてきそうな気がする。
ほんとうに寂しくなってしまった。
これから妻と最後の別れが待っている。
妻のためにできる限り最高の状態で送り出してやろう。
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