84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

睦月尽

2006年01月31日 | Weblog

 

 乱世をおいとけぼりに睦月尽

 偽装建築(アネハ)・風評の流布(ホリヱモン)・米産牛肉・防衛庁の談合、暖冬から豪雪・雪崩、老若男女を問わぬ殺人等の様々の人災と天災を残して一月が往く。
 怖いのは市井生活の中で公然とまかり通る「風評の流布」である。当たり前の常識程度の改善を言うと ”和を崩す悪人”と権力ネットに乗せて「風評の流布」をし善人を装い続ける輩である。
 今日はあいにくの曇り空である。過日の朝日川柳を思い出す。

  「風評の流布なら負けぬ町内会」
 


龍の玉

2006年01月30日 | Weblog

 

 足元に龍の玉ある立ち話

 寒さも一休み。このまま春に雪崩れ込みそうな気配がある。
 玄関先歩道の縁取りの中に紫艶に輝く≪龍の玉≫を見つけた。
 家内を呼ぶ。掻き分けてみると葉の下に、愛くるしい程の宝石が並んでいる。

 折しも家内の知人が来訪。しばらくは玄関先での立ち話が続きそうである。


旧正の思い出

2006年01月29日 | Weblog

 

  旧正や獅子に月餅チャイナ服

 約10余年前の、中国広東省深深土川(しんせん)市の外国企業の経済特区には北端の吉林や大連辺りから若い労働者が群がっていた。

 春節(旧正月)になると経営者が、月餅
の菓子折りを全従業員に配る。

これを境に民族の大移動が約3.4週間続く。故郷の往復に各10日、自宅に10日滞在する。この間は工場は閉鎖状態になる。

 今頃になると、月餅 を食べながら往時を思い出す。


藪椿のある径

2006年01月28日 | Weblog

 

 藪椿見たくて選ぶ駅の径

 このところJRを使う機会が多い。寒椿や藪椿を見たいとシバシバ思っているので、その機会に恵まれる径を歩くようにしていた。

 琴の音が聞える遊歩道に沿った背高の廃屋の西側に藪椿がある。

 朝方は”もう少しだなぁ”と一人言っを言ふ程膨らんだ蕾だったのが帰りには西日に映えた2.3個の花が頭上に揺れていた  

 たったそれだけの、他愛も無い記録である。


餅の黴

2006年01月27日 | Weblog

 

 國捨てて半世紀余や黴の餅

 搗いた臼の数が自慢なのと、保存食を兼ねる自家製餅を、真空パックの餅を買う度に思い出す。
 湧き出る青黴・紅黴・白黴を削るのは1月の子供の仕事だった。
 小正月過ぎになると子供心にもへキへキしたものだが、20歳で故郷を捨ててからついぞ見かける機会がない。
 七十路(ナソジ)を超えても黴は生やしたくないものだ。


老いて元気

2006年01月26日 | Weblog

 

 春を待つ老友堂を膨らませ

 昨日は「彩の国いきがい大学熊谷学園校友会30周年記念と記念講演会」の受付ボラの為7時には家をでた。
 広いKBセンターは笑顔の校友達で忽ち座席が埋まってしまった。
 県の(財)運営の10校で1年間の公式学習を経た校友の多くは所属学園地区を中心に学習会・クラブ活動・親睦会・ボラで活動をしている。
 熊谷学園生は県の西北一帯から集まるが、熊谷市以外の地域で活動する校友は何故か少ない。地域の閉鎖性を嘆く校友が多い。


春の息吹

2006年01月25日 | Weblog

 

 武蔵野に春が来たらし琴調べ

 例年にない厳冬が続く暖地の庭を、今頃彩っている樹木は蝋梅とまだっている山茶花ぐらいである。

 しかし辺りにはツバキ・レンギョウ・モクレン・ドウザンなどが日毎に蕾を膨らませている。

 駅に向かう歩道から、「春の海」の琴の音が流れてきた。
 ヒタひたヒタと春はそこまでやってきている。


大島だより

2006年01月24日 | Weblog

 

    山茶花に大島發の便りかな 

 日本列島に厳冬が続いている。
 例年なら、あちこちの椿がみれれるのに近寄ると、椿到来までの間合いを計って頑張っている同属(椿科)の山茶花である。

 2.3日前に「大島の椿便り」をテレビで見た。

 ”山茶花サンよ! もう少し頑張っていてね..”

 次回の例会の兼題は「春浅し」であった。


変な初雪

2006年01月23日 | Weblog

 

 初雪の土俵清めるほどなりし

 「栃東V13場所ぶり、日本人力士8場所ぶり..」の新聞記事を読み返している間に視界は忽ち世界に変わった。

 だが。。。 ”初雪ダァ!”と言っている間の差しである。

 まるで≪狐の嫁入り≫みたいであり、≪終ったばかりの初場所の土俵を清める程度≫であった。

 車で外出の矢先 ”目出度きかな!”の出来事であった。


初場所

2006年01月22日 | Weblog

 

 とつくにの力士が頼り冬深し

 今日は初場所の千秋楽だ。久し振りに日本人力士への期待と興味が湧いて朝から気が騒ぐ。
 朝青龍の8連覇が断たれ、1敗の栃東と2杯の白鵬の日本人対外人力士で優勝を競い合う。
 番付表を見ても、星取表を見ても、外人力士が上位を占めて久しい。
 外人同士の潰しあう中で、栃東は外人力士には全勝して今日を迎えた。
 「国技」を思う昭和1桁は”ハングリー根性の違い”と嘆く。