5月26日 旱田(ひでりだ)の地底深々幾何模様
5月27日 雲形を変へては戻す代田掻き
5月28日 口に咲く熊谷草や詩画集
5月29日 フランネルの言葉懐かし水仙翁
5月30日 笑み消して黒衣夜宴の芥子の花
5月31日 蹲(つくばい)に跳ねる雨脚5月尽
28日から続く梅雨仕立ての空は、今朝は靄まがいの重い雲に覆われている。桜の後の日本列島は何処も同じ草花に代わり鯉幟が視界から消えあちこちで田植仕事が始まっている。この間の人間社会は多事多難気味であった。新型ウイルス、北朝のミサイル・核実験の挑発、続く大小企業の倒産と失業者増加。銭にまつわる暗い出来事etc。6月初日の明日は久しぶりの晴天予報。開港150周年の横浜港祭の本番が面白そうだ。