84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

銭葵

2006年05月22日 | Weblog

 

 少年の進路決めたる銭葵

 今日の例会の兼題は「葵」である。昔は、比較的に目印になる場所にあったものだが、近頃はそうでもなく、と思って探すと案外近くにあったりする。
 大ざっぱな知識では横向き咲きを”立葵”、上向き咲を”銭葵”と区別し、徳川家の紋章の ふたば葵 は別の種族らしい。
 戦後、学区制が変るまでは、小学校を卒業すると、「尋常高等小学校」「県立中学校」「県立工業学校」「少年航空学校」などに進学コースがあり、家庭環境や子供の学力などで、先生と親が決めていたようだった。   葵を見ると6年生から、離ればなれになった幼馴染を思い出す。


ブログ1年

2006年05月21日 | Weblog

 

 青蛙意気地通して一つ老ひ

 70才近くまで仕事一筋だった無粋男が、”濡れ落葉はご免””晩学の余生”としゃれ込んで、趣味の開拓の迷路に紛れ込んで数年が経つ。
 選んだものは、最低1年は頑張ってけじめをつける。身近の様々な世相や人物との交流は、適不適に関係なく≪頂いた宝≫になって感謝の余生を育んでくれた。
 1年続いた、このブログが今日で丸1年になる。翌日手入れして期日的に飛んでしまった2日はあるが365日をキッチリ埋め通した。
 パソコンが暫らく入院する。一休みして出直そう! 感謝!


自転車中学生の梅雨時

2006年05月20日 | Weblog

 

 自転車にいまだ転(こ)ける子
         走り梅雨

 沖縄に梅雨入りしてもう4.5日になる。
 低気圧になった台風第1号の影響もあり、じめつく天気が続いていたが今朝は束の間の間が覗いている。
 自転車で通学する中学生になる直前から、自転車に挑戦していた孫娘は、”未だ時々コケル”と言う。 部活の荷物や鞄の中身が一段と増えて2度目の試練期である。
 麦畑の青色が増している。本格的な入梅前までには逞しい子に成長していることだろう。


茗荷の芽

2006年05月19日 | Weblog

 

 ボランティア後を労ふ茗荷の子

 間もなく梅雨の時期になる。空模様を見ながら、外気を吸い身体を動かしておくに限る。
 梅雨前は夏菜園の植付けや剪定、集いの案内状作成、登下校の安全などボランティア作業はいくらでもある。
 気張っても70余才の身体は、疲れが早い。適度な運動をした日は眠が早く来て目覚めがいい。
 この時期の茗荷はどんな料理でも旨いと思う。


馬鈴薯の花

2006年05月18日 | Weblog

 

 馬鈴薯の花に鋭き農夫の眼

 馬鈴薯の花が咲き出した。白や薄紫の花が控えめである。

 ジャガ芋と言えば、北海道の美瑛の丘が有名である。

 観光者の目は”きれい!””壮観!”で済ましてしまうが、栽培者には、日毎時間毎の花の状態観察は疎かに出来ない仕事である。

 しゃがみ込んで見つめる眼光は常に鋭く優しげである。


芍薬の心

2006年05月17日 | Weblog

 

 芍薬の揺れて気を惹く薄暮かな

 今年も、大きく咲かせた紅白の芍薬が居間前の庭先で華麗に揺れている。   
 晩春の蕾が出揃った頃、茎や蕾などを見計らいながら三分の一位は取り除いておく。後は下草刈りと少々の施肥で良い。
 この花も大きな頭が微風で一日中揺れている。夕方のそぞろ寂しい頃の芍薬には、人心を誘う風情がある。


梅青し

2006年05月16日 | Weblog

 

 約束は「もいだ一割」梅青し

 一週間前に「草花・盆栽同好の仲間」と数箇所の関連施設を廻った夜、次回の行事計画が纏まった。
 日中の青い梅の樹下では、梅に関する”薀蓄話”が賑わった。
 その夜の一杯会で、田舎に梅林を持つ会員からの提案で、6月は「梅栽培」と決まった。
 補足すると、栽培のボランティアの代わりに飲食と自らの収穫量の一割の梅のお土産つき」である。良き仲間達よ!


北海道の短い春

2006年05月15日 | Weblog

 

 花着くや多弁になりし北海道

 連休の終わり頃、函館に辿り付いた≪桜前線≫が道内を駆け廻っているようだ。
 北国の春は短い。雪の下の麦畑は視界を青に替え、蕗の薹や、福寿草が庭を彩り、休養充分な農家の老若男女が一斉に原野に現れ、農耕機がうなり出したとか 
 北海道は、人も自然も俄に多弁になったようだ。 


母の日

2006年05月14日 | Weblog

 

 母の日や地球に偉人多かれど

 今日は「母の日」で日曜日。朝から久し振りに青空が広がって風も初夏の香を運んでいる。
 妻は朝から落着かない。洗濯の外だしや同好会に出かける準備中に3人の子供から次々にくる電話の応対の為だ。

 男共はひたすら、とうに他界した母を偲ぶばかりである。

  ≪母≫全てを浄化して莞爾と笑う、地球大の丸い物体 


どくだみのある館

2006年05月13日 | Weblog

 

 十薬や父子で賑わう木工館

 農林公園内の木工工作室は連休が過ぎてもに人気がある。
 さながら男性親児のコミュ二ケーションの場である。 
 前日に準備したメモで、材料や工具探しをし、台帳に書き込むのも親子の協同作業である。 
 館内に、どくだみもあしらった中庭がある。少少の擦り傷など気にしない子供達の顔に 創意工夫の真剣さが漂う。