84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

大晦日

2007年12月31日 | Weblog

 

 12月29日 万両の万の目付や養生訓
 12月30日 葉牡丹の身広げ竦む命かな
 12月31日 常食に戻る至福や大晦日

 列島に寒波襲来の大晦日(おおつごもり)。よき事3つをあげて新春を迎えることにした。①個人的には今朝から平常食に戻り味覚が大喜びである。②75歳で不整脈の同じ環境にある三浦雄一郎が”加齢への挑戦・不整脈との闘い”を唱えて来春に2度目のエベレスト登頂ののニュース。③中国訪問中の福田首相が「温故創新」の揮毫を残して帰国した朝刊写真。人々から沢山の生きるエネルギーを頂いた。ご愛顧いただいた皆さん。よいお年をお迎えください。 


とんだ煤篭り

2007年12月28日 | Weblog

 12月16日 道産子のたがふ年輪冬休み
 12月17日 映像の水菜採る児ら食むる子ら
 12月18日 除痰器の競いあふ夜や虎落笛
 12月19日 師走かなモニター走る内視鏡
 12月20日 ポリープの痕を穿孔手負猪
 12月21日 木枯しの大腸孔を抜け迷ひ
 12月22日 国会はUFO論議冬至が来
 12月23日 お疲れ様です天皇誕生日
 12月24日 病窓に慈悲の陽浮くイブの朝
 12月25日 良薬を凌ぐ句集や蕪村の忌
 12月26日 安着や食欲まだの小白鳥
 12月27日 冬ざれや句師に引継ぐ絶対安静
 12月28日 退院や三日を残す古暦
  日帰りのつもりだった煤篭りが10日余となり生還しました。ご心配い ただいた方々にお詫びと感謝を申しあげます。 


只今白鳥87羽

2007年12月15日 | Weblog

 

 12月11日 切りたんぽ崩る間合を食(は)みにけり
 12月12日 餌桶を睨む鴨の目怒涛かな
 12月13日 白鳥や貫禄崩す餌付時
 12月14日 冬木の芽負けに負けないサポーター
 12月15日 惑ひかな師走の空の朴一葉

 12日に荒川の白鳥を訪ねた。飛来数はまだ87羽だった。いつもながら餌付け時の鴨と白鳥の動きは対照的だ。今年の漢字は「偽」と発表された。さもあらん。あの体質の根源は、私利に懸命な1部庶民と、咎め立てしない多くの庶民のような気がする。トヨタ・クラブW杯。浦和レッズの世界準決勝戦は敢闘惜敗。が、サポーターの立ち直りは早い。16日の3位決定戦に期待を移す。落ち損ねた朴の葉が宙にさ迷っている。


黄落の道

2007年12月10日 | Weblog

 

 12月6日 黄落の道を履き往く子供かな
 12月7日 初めのは月宛にする年賀状
 12月8日 開戦の話なき日や冬日和
 12月9日 野良猫の威厳に歩く漱石忌
 12月10日 婚約の報を染め来る冬林檎

 7日は「大雪」北住みに慣れた子らに問うたら”平年並みだよ。空っ風のそっちはどう?”だった。年賀状を書く時期。筆ならしの最初の1枚は、お月さん宛に遊んだが投函はサーテ! 8日は、新聞やTVに「開戦日」の記事がなかった??。縁を取持った知人が、娘の婚約の報告がてらサンフジ林檎を持ち込んだ。今日も昨日に続く冬日和だ。


師走

2007年12月05日 | Weblog

 

 12月1日 とりあへず目礼交はす師走かな
 12月2日 大根引く年期の腰でありにけり
 12月3日 さはあれど今年も贈る深谷葱
 12月4日 振り寄るれどそっぽ向く猫大蕪
 12月5日 山茶花や身削り厭ふ陰の庭

 星野ジャパンが五輪切符を手中。2日.3日の夜は久しぶりに野球の醍醐味を味わった。来年の北京5輪で消える野球種目で優終の美を飾って欲しいものだ。郷土自慢の秩父夜祭が終わった。物造りの為にこの地に住んで40年になるが、仕事や交通事情で壮年時時1度、それも朝帰り会社直行の思い出がある。師走 昔は寒かった。