叩かれて腹に乗りたる西瓜かな
7月31日。8月の暦に替えると心身は完全に「夏」にリセットされる。颱風9・10号が沖縄界隈をうろついているが当地の真夏日は今日も続く。座敷前のグリーンカーテンが隙間なく茂り、障子を明けても部屋中が薄暗くなった。タイミング良くなる苦瓜は朝採ると塩昆布を混ぜた「苦瓜もみ」になって朝餉の宅に並べてくれる。熱帯夜で汗に湿った布団は外干もならずエアコンの除湿機能を利かせ扇風機の風を廻し当て、明け放した部屋中に2時間ほど散らして置く。昼はこまめに汗を掻き、こまめにシャワーしこまめに着替える。そんな老い2人の夏バテ防止策である。
7月29日 杖の手で氏神拝む夾竹桃
7月30日 日中を夕べに変へし夏祭
7月30日。。5輪や高校野球でのドラマが始まった。それぞれの大会終了まで悲喜こもごもなニュースが続くだろう。昨日は駅前の夏まつりだった。例年なら昼過ぎから賑わう駅前通りだが熱中症対策で6時からになったらしい。駅前のビル蔭には間つなぎの神輿一基だけだった。熱帯夜の町に繰り出す元気もない己だった。
熱中症かはす手立てや五輪初む
7月28日。。真夏日を継ぐ熱帯夜明けからロンドン五輪の開幕式が始まった。8月15日まではテレビ観戦での熱中症予防の避暑生活になりそうだ。朝日新聞朝刊の今朝の「天声人語」によると「近代五輪発祥の地」は英国の小さな町であったらしい。国力や文化の差を超えて204ヶ国が繰り広げるスポーツ祭典に一時の夢を託そう!
明易しロンドンからの五輪報
7月27日。。熱帯夜の昨日に続き今日も猛暑日。真夜中のロンドン5輪の生中継で寝不足者も多かろう・。そんな中で我がHグラウンドゴルフ同好会の夏期大会を無事終える事が出来た。平均年齢75歳の女性の多い我が同好会。20余名の参加者に、大会責任者の私は熱中症など気遣いが多かった。参考までに猛暑の中の熱戦結果を紹介しよう。優勝;Tさんん79歳70点。2位;Oさん81歳75点。3位;Tさん84歳78点。石ころだらけの公園で女性3人が1・2・3を独占。3人もいる公式指導員会員も形無しだ。今日は「土用の丑の日」。少しばかり張り込んで国産鰻で体力温存を図ろう!
町内に残る酒屋や白粉花
7月26日。。真夏日が始まったばかりなのに、秋の季語のおしろい花が咲きだした。昔はよく見られた夕方の光景に仕事帰りの亭主族が町の酒屋によって、ちょいと一杯があった。そんな酒屋の庭先や裏庭は決まって「おしろい花」がある。そんな酒屋がまだ残っている。
片蔭や夫押す妻の車椅子
7月25日。。本格的な夏の到来に近くの別府沼公園の雰囲気が変わった。夏休み中の小学生が仲間入りした事と早朝からリハビリに励む年寄の多くなった事である。目を引くのは車椅子に己より若かそうに見える妻を乗せて日陰の道をを選びながらゆっくり進む光景だ。形は変わってもこんな環境に老後を暮らす夫婦が結構多い。妻に先だたれた夫は余生が短い。反省!
明易し蓮の産声まつ翁
7月24日。。例年なら今頃になると煉瓦造りの深谷駅から歴史に名を残すレンガ工場を結ぶ「遊歩道」の末端あたりに{古代ハス甕}が並ぶ。地区の愛好家が明け前から手入れをして早朝散歩者を喜ばせてくれる。今年は戸々のの庭先には見受けられるが、時期早やなのか、加齢の為か未だである。幻の蓮のなる音を聞きたい一人である。
しかうして梅雨明け後の涼しさよ
7月23日。。ようやく梅雨明けしたと言うのにここ3.4日は冷夏を思わせる低温続きだった。それでも今日蒸し始めて本格的な夏の到来の気配。寒暖調整をしっかりして異常気象の今夏を乗り切ろう。今日は、昨日の夏山ウォーキングに続く、パソコンクラブの暑気払い昼食会だった。
そやされて群れる日光黄管かな
7月21日。。バスウォーくで奥霧ヶ峰の「八島ヶ原湿原と白樺湖」を散策した。折よく下界も山頂も5月並みの気候に恵まれ130数名のウォーかーと4キロほどを踏破できた。日光黄管は咲時で、桃色のアザミもちらほら。白樺湖を渡る風に息継ぎをする。リフトに乗ると足下を百合が彩りハマナスも点在していた。帰途のバス中では名古屋場所の千秋楽の放送に一睡もできなかった。14勝同士の白鵬と日馬富士。賜杯を手にしたには日馬富士だった。
つぶやきや初日に雨の夏休み
7月21日。今日は子らの夏休み。子らには無粋な冷雨だが交通誘導の父兄にとっては一息入れられる慈雨日となった。我が古団地は通学児の通過町になって久しい。朝の7時から8時の通学時間が過ぎると廃墟の漂う街と化す。天を仰ぎながらつぶやいている子らの姿が浮かぶ。