84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

11月尽

2010年11月30日 | Weblog

  

   11月26日 一晩をかけし身振ひ欅散る
  11月27日 年用意抜歯期限を告げる医師
  11月28日 幾たびも払ふ落葉や句碑の山
  11月29日 神帰る前の攻防ヨンビョン島
  11月30日 生みたての卵売る道銀杏散

 朝鮮半島沿いの黄海で韓・米国の軍事演習が続く中で11月が行く。隣国の一触即発の気配をよそに空転国会が続く。波乱の九州場所に気を紛らわせた国民だった。1敗の平幕豊の島が挑んだ大一番は5連勝を果たした白鵬が賜杯を手にした。魁皇は3年ぶりの12勝。白鵬に土をつけた稀勢の里も10勝と日本人力士が頑張った場所だった。今日の朝刊朝日に、移植した鶴岡八幡宮の大イチョウが 黄葉せず緑色 と写真入りで伝えていた。  


冬薔薇

2010年11月25日 | Weblog

 

  11月21日 雪吊を称えてからの産業祭
  11月22日 リハビリの決意あらはに冬薔薇
  11月23日 冬晴れや史跡指定に映ゆる冨士
  11月24日 誰よりも陽気に生きて柿落葉
  11月25日 茶の花や近頃目立つ白眉毛

 産業祭会場入口近くの、M邸の松の雪吊が今年も寒空に見事な姿を現している。神無月の驚きは、北朝鮮の韓国領島への砲撃事件である。兵士と民間人4人の死者と負傷者。噴煙と戸惑う村の報道が続く。日本人の多くは、隣国の暴挙に我国の防衛政策に不安を感じたことだろう。汚れが理由?で世界遺産がまだの富士山が、国の史跡遺産に指定された。今頃?! 魁皇が11目で1敗10連勝をあげた。九州場所が益々面白くなった。このまま走って優勝戦線に残って欲しいものだ。


二の酉

2010年11月20日 | Weblog

 11月16日 爺婆と孫の月曜七五三
 11月17日 小春日や釣果とふ人とはぬ人
 11月18日 贋コイン翳す売子やボジョーレヌーボ
 11月19日 江戸っ子に還る妻なり酉の市
 11月20日 乗せてやる事の躊躇い虎落笛
 

 15日は七五三の日だったが世知辛い世を反映してかお祝いは前日までに済ませ、ウイークデーの宮参りは大方爺婆の出番である。この頃面白いものは九州場所である。魁皇の5連勝・白鵬から金星をあげた稀勢の里の続く健闘・連勝記録挑戦出直しの白鵬・豊眞将etc。下戸の我が家でも、ボージョレ・ヌーボーの18日には小瓶が夕食に並ぶ。国産のワインがフランス産に負けぬ勢いと聴く。19日は二の酉。江戸っ子の妻の饒舌を聴く夕餉時である。今日も小春日和らしい! 


七五三

2010年11月15日 | Weblog

  11月11日 戻り陽に逆さ紅葉の顕れるかな
  11月12日 もみずるや黄色欲しがるプリンター
  11月13日 東屋で余興倣う子小春かな
  11月14日 一日に二度掃く表冬に入る
  11月15日 藁塚や一度に増える猫の家

 ソールのG20(20カ国地域首脳会議に続いた、APEC(アジア太平洋経済協力会議)が昨日閉幕し”横浜ビジョン”が残された。。議長の菅首相の米・中・ロ諸脳との首脳会議成果の評価は多種多様で、内憂外患は続く。そんなせいか各種スポーツ放送に気分転換の期間だった。①日韓野球クラブチャンピオンシップ:ロッテがSK に3:0で完勝。②太平洋マスターズで石川遼が優勝し、残り3試合で賞金王に期待。③バレー女子世界選手権大会で32年ぶりのメダル(銅)。④広州アジア大会でのメダル獲得進撃中。⑤九州場所開幕。白鵬連勝記録63でストップ。稀勢の里に敗退。続いた小春日和が午後から崩れる。七五三の今日。お祝いは、あらかた昨日までに終わっているようだ。


立冬

2010年11月10日 | Weblog

   11月6日 己が分友にやる亡母(はは)石蕗の花
   11月7日 街灯の故障知らす子冬に入る
   11月8日 休む間を惜しむ庭師や雪囲
   11月9日 弥彦神宿るあまたや菊祭り
   11月10日 トンネルを抜ける喚声紅葉谷
 

 昨日昼前から吹き荒れた北風。風はないが晴れ上がって、冷たい今朝方。立冬が過ぎて早や3日。喪中葉書が来て年賀状売り出し広告に慌て気味である。8日はパソコンクラブの「新潟方面バスハイク(弥彦の菊祭りと、弥彦公園もみじ谷の紅葉狩り)を楽しんだ。大規模な菊の数々。雨中の菊鑑賞も洒落たものだ。雨間のもみじ山は今が絶好期で、川沿いの紅葉山々の彩りを存分に堪能できた。途中よった西福寺開山堂では、天上や壁面を埋め尽くした彫刻絵画を鑑賞し、雪吊りならぬ雪囲い作業を観た。プロ野球の日本シリーズは延長戦続きでパの3位ロッテが、セの1位中日下し、寝不足の期間でもあった。


晩秋の会津峡

2010年11月05日 | Weblog
   11月1日 思い立つ日が吉日や紅葉狩
   11月2日 碧空に葉ぶりも豊か一位の実
   11月3日 国憂ふ国旗の揺れや文化の日
   11月4日 木枯しに乗り来る不遜ロシアかな
   
11月5日 小春日やホールインワン競ふ老い

 
11月1日は会津峡の大内宿と塔のへつりに紅葉狩りを敢行した。当日の異常天候の中の3.4時間は、天の恵みの雨なし時間だった。台風14号の中心は福島沖に去っても関東地区は圏内に残る雨、追い討ちをかける南からの前線の雨で出発の朝方は、豪雨模様であった。しかし、第一観光地の「塔のへつり」到着直前の正午から、第2観光地の大内宿の観光が終わる3.4時間だけは、嘘のような晴れ間に恵まれた。担当幹事だったので心身疲労困ぱいの2.3日だった。