1月26日 焼跡を隈なく覗く冬日かな
1月27日 寒旱(かんひでり)所在無げなる昼の月
1月28日 水仙の小突かるままに下校道
1月29日 床中で変へにしコース探梅行
1月30日 被へども名札のやうな毛糸帽
1月31日 野良猫に理想郷あり福寿草
埼北は、続く「寒旱」だけを残し1月が行き2月に入る。乾燥と埃除けに未だマスクをする人が多いが、晩冬ともなると”仲間が愛用する”正ちゃん帽”で誰彼を判別出来る。昨30日から今日にかけ恒例の「福寿草展」が開催中だ。日がな観賞の人盛りである。”江戸時代から継承の名花」の鉢と説明されても凡人には判らないが、元旦から惹かれる花である。この辺りの自然咲きは3.4月頃である。桑株の残る日当りの傾斜地で猫がいる辺りを探すのがコツである。探梅から視界が梅の嬉しい季節となった。