天帝の狼藉跡やもみづれり
野菊咲く五七度目の吾ら婚
ウッズ称ふ声冴え返る千葉の秋空
気の抜けぬ余生あれこれ石蕗の花
被災地を追い打つ豪雨冬隣
即位礼待ちて冠雪おらが富士
柿食ふて遠きに偲ぶ古墳里
雨後み空一気呵成の杜鵑草