九月尽あかきいろ足すプリンター
９月３０日。
夏から秋への確かな区切りをつけている今日。予報では、”真昼頃は２９℃で夕方には、秋へいざなう降雨がある。。。”そんなコメントだったが午睡の時間になっても未だ２２℃ほどである。庭先の草木も変色を始めた。パソコン連結のプリンターが赤・黄色の残量の少ないことを告げている。
出来秋を忘れぬ民の励みかな
９月２９日。。長シャツを着込んでの、近所のＧゴルフの月例コンペが終る１１時頃になると木陰を探すほどに汗ばむ。公園の大欅がちじれはじめ葉先が青空を一層深めていた。公園の近くの稲作がいいらしく穂先を垂れている。被災地の東北地方では田植すら出来なかったところが多い。中には塩田を手入れして実らせた話も聞く。被災者は来年こそはと復旧に励んでいる。秋は深まるばかりだ。
湯煙に動かぬ雲に愁思かな
９月２８日。。朝方の冷え込みが進む。狭庭の剪定と消毒をようやく終える。気がつくとご近所もしていたが、仕上がりが段ちに良い。樹形の整え方を学びながら次回に応用しよう。早々終ったので、近くの野中の温泉場にゆく。露天風呂で仰ぐ青空の雲が全く動かない。亡くなったクラスメイトのご家内からの一周忌にちなんだ電話を思い出す。秋思う一時だった。
夕刊に紛れ来たるやちちろ虫
９月２７日。。草むらで夜を徹して泣いている虫達の一部が軒下に現れるようになった。日暮れも早まり夕刊などを取り込む折に玄関から入り込んだコウロギがいる。たまたま、昨日の句会の席題は「虫」だったので上句とした。そのうち枕元にも忍び寄るだろう。
塀越しの頬撫でる萩申し受く
９月２６日。
。３連休が終わり秋彼岸明けの今日。日常生活が戻って来た。富士山が初冠雪したと今朝のニュース。大相撲秋場所は結局のところ白鵬が２０度目の優勝を果たし、大一番を期待した大関昇進確定の琴奨菊は杷瑠都に負けたが先ずは目出度しだ。萩が人家にも多く乱れる時期になった。
コスモスや裏冨士見える代々の墓
９月２５日。。秋場所の楽前の昨日。関脇の琴奨菊が１２勝し、大関昇進条件の３３勝を果たした。魁皇が消えて日本人大関が消えた土俵に、４年ぶりに日本人大関が生まれれそうだ。地震・台風被害からの復興に混沌としている間に世界の政治・経済は一段の変化を見せる。ギリシャ問題・プーチン氏の大統領返り咲きの予報・パレスチナ問題などなど。国内外の難事には素知らぬ風情に揺れるコスモス。風を起こし、風に誘われながら、今年も様々の詩歌を生みそうだ。
八十路女（やそじめ）の脚立とりあふ林檎園
９月２４日。。天高い秋空が眩しい。気象図では那覇を以外は太陽と星で埋まっている。朝冷えも急降下。長野で今期初めての列島一番のマイナスだった由。２．３年前までは今頃になると仲間で木丸ごと買っておいた林檎狩りをして居た。園主も仲間も加齢して足遠くなってしまった。先だっての台風時に近県の林檎園では被害を最小限にするため早や摘みしていたが被害はどうだったんだろうか？。月に４．５回は散歩に行く途中にこの辺では名刹の全久院に寄る。近所で相談相手をしてくださり長寿を全うしたＳさん夫婦の墓に詣でて早や１０年も続いている。寿老院・フジバカマもありブロログ資料入手に良いこともある。後継ぎぎになってから近所の交流が乱れ心痛の種になっている。後彼岸に入った今日あたり詣でよう。
徘徊者さがす放送秋分の日
９月２３日。
。秋分の日。日の丸を掲げようと戸外に出たら小雨。台風が去ってもはっきりしない空を仰ぐ。予定した庭木の殺虫消毒は様子を見るほかはない。人間様が台風や秋の行事に拘っている間に草木の害虫がのさばっている。我が家では、見上げて分かるのに、アメリカシロヒトリがいる。葉先が白茶になったかと気づく間に忽ち広がっていくので応急手当てはしておいた。足元で気のつくのには、ホトトギス草をまる坊主にしてしまう黒色毛虫や、ドウダンツツジにつく青虫、花畑のバッタなど切がない。今日は祭日。先ほど市の放送が始まったので聴くと、迷い老人を探す１件だけだった。
足軽の禍痕重たき颱風裡
９月２２日。。韋駄天に変じて東日本一帯に風害を残した１５号颱風。昨夕から今日午前中は”台風一過の晴天だった。が、午後から発達していた低気圧に風雨の荒れ模様。夜半まで続きそうだ。３時頃に驚いたヒヨドリが電線上に集まって来た。午前中はＧゴルフが出来たのに、午後予定の毛虫消毒はおじゃん！ １５号本体は、今頃北海道根室沖にある。相も変わらぬ気ままな自然である。
数珠玉のブーケ下げゆく媼（おうな）かな
９月２１日。
。”のろ助”に激怒したのか突っ走りだした１５号台風。東海地方から西日本の１００万人に避難・勧告指示が出た。中心は未だ知多半島辺り上陸を伺い風水害を残しながら、未だ雨害ばかりの関東地方に急接近している。 中断 過日のＧゴルフの休憩時の老婦人達の井戸端会議は、数珠玉が話題だった。翌日の散歩道で、数珠玉を手に握りしめた品の良い老女とすれ違った。出身地は違えど昔馴染んだ数珠玉に思いは同じようだ。元へ 。午後備えて風害対策をし直して置こう。