老妻の差し出すパンやハロウイン
10月31日。。”打撃の神様川上哲治さん逝去”日本シリーズの最中のびっくりニュース。大正・昭和・平成を生き巨人軍のV9を残された等不朽の功績を残された。一回りの年齢差であるだけに感慨一入である。今日はハロウイン。昼食のパンを盛り付けた大皿にはハロウインを象ったパンが並んでいた。
十月の帳尻合はす日差しかな
10月30日。。濃紺の雲の1つだになき空。10月の晴天日を振り返ると両手指でおつりが来そうな日数だった。それを取り返すような空が広がっている。気温も昨日よりは5度ほど高い。まさに”天高く馬肥ゆる秋”である。どの家のベランダも洗濯物と布団が占めている。
卵飯食へば降り来る銀杏の実
10月29日。ー。間もなく111月になる。この頃になると某サークルの仲間が生卵飯が売りの店に集まり求婚旧情を温めて居た。この店の駐車場には銀杏の大樹があり拾い放題のサービスがある。暫く途絶えてしまったが、今日のような雨の日はお互いに安否を確かめあっている。みんな80才を超しているが元気である。
潜みしは釣師の二人葦の花
10月28日。。5℃ほどに冷え込んだ当地の今朝。熊本阿蘇は1℃で初氷が張ったとか!。慌てて庭に放置しあるアロエの数鉢を取り込む。昨晩の日本シリーズで完投した楽天のマー君こと田中投手が今日「沢村賞」を受賞した。レギュラーシーズンで24連勝後も、CSや日本シリーズでも無敗の記録を続けている。1対1後の第3戦は明日。創立9年目の楽天に日本一を勝ち取って欲しいものだ。
己が身を削ぎて生き抜く秋の蝶
10月27日。。朝方の冷え込みは今秋1番だったが、無風の中の日差しにようやく秋らしさを感じる今日。颱風後にめっきり減ったものに蝶々がいる茶褐色が居なくなり、紙ふぶきのような白蝶が一段と小さくなって飛び回っている。延命代償に己が身を削っているのだ?。
排煙の渦巻き始じむ颱風過
10月26日。ー。27・28号の双台風が逝く。午後2時過ぎの空は暗からちぎれ雲に変り形を潜めていた煙突の煙が、颱風の目ならぬ煙の渦を巻き始めている。伊豆大島は過日の被害に万全の備えをしたが肩すかしするような結果に終わった。”目出度し”である。これで今夕から仙台で始まる〈プロ野球日本シリーズの楽天対巨人戦〉が叶えられる。
居座りの客の二人や颱風禍
10月25日。。南大東島辺りに居座って、日本海を東進する低気圧と相まって四国から東海に甚大な爪痕を残して居た27号颱風が鈍足のままようやく動き出した。伊豆大島は全島に避難勧告が出た。28号は小笠原諸島に接近中。二つの台風で東海岸は明日にかけ暴風雨となる。当地は申し訳ない程の静かな秋雨が続いている。
サフランや人死ぬごとに一つ咲く
10月24日。。のろのろ27・27号台風で今日の関東地方は曇り。中止予定だったGゴルフで運動不足を補う。近くの別府沼公園の返り咲の櫻の下のサフランの花が少し増えている。折りしもこの2.3日の間に近所の老婦人が続けて亡くなった。人柄に合う華の花なのかも!
枯れそめし庭に声あり弁慶草
10月23日。。27号・28号のW台風が東海沖に迫っている。低速化した27号は今もって進路が定でない。25日には九州に週末には関東の予想。28号に備えて伊豆大島は三たびの警戒態勢を始めた。坪庭が徐々にさみしくなった。その園縁に、今が出番とばかりに弁慶草が咲きだした。呼ぶ妻の声が、見栄切る弁慶の大音声に聞こえる。
10月の松籟わたるお堀端
10月22日。。10月20日は皇后様79才誕生日だった。台風26号の伊豆大島の甚大災害を慮って宮殿での祝賀行事を中止されていたのだった。当日の記者会の質問に文書で寄せられたご回答を読み返す。東日本大震災と以降の異常気象がもたらした各地の被害の早期復旧や7年後の5輪開催への思い等多岐い及ぶ国事への関心とご言動に敬意は新た。