北上の客連れ戻す3月尽
3月31日。ー
。83才で他界した父の36回忌。朝刊のチラシで「来週末に駅裏の滝宮神社でのさくら祭り」をPRしているのに、もう散り始めた桜。これを阻止しようと真夜の1時の雨に続く冬もどりの天候で散りどまったかの今日である。自由参加の仲間との桜狩はあきらめ、浦和学園と北照の8強を競る野球と、3時からの西武対巨人の開幕3連戦目の野球をTV観戦中である。
どの駅もさくら祭りの日なりけり
3月30日。土曜日。。今日明日が勝負の今年の桜刈と言うのに夜来の雨が霧雨で残る花冷えの今日。どの駅も人で溢れている。キヨスクの温かコーヒーやコップ酒が売れている。櫻下まで待ちきれぬ連中である。我ら老う人は、こんな日は家籠りして選抜高校野球や開幕のプロ野球を観るに限る。昨日は、我が浦和学院が山形中央の打ちかって8強入りをしたが、開幕のライオンズは、日ハムの新鋭の18歳の大谷の勝ち越し打にやられてしまった。本音を言えば大谷の活躍に拍手していたのだった。
就活の終りし親子馬酔木(あせび)咲く
3月29日。ー
。四月陽気。月末コンペのGゴルフの今日は試合開始前からの4月陽気で着衣は脱げるだけ脱いでも蒸し暑かった。就職活動の終わった孫から”保証人の以来の電話があった。希望の大学に行くのと、大学卒業・就職の二人娘のそれぞれの娘の今春の心配はなくなってホッとである。知人の親子も就職でき入社までの一時を連れ立って釣り堀で過ごしている。傍には満開の馬酔木が咲き満ちていた。
花満つや新生歌舞伎座一番太鼓
3月28日。。昨日は「新生歌舞伎座」のこけらおとしだった。咲き尽くした昨日の東京の降雨前には人気役者がリニューアルなった新歌舞伎座のお披露目で銀座通りを練り歩き、一番太鼓がうち鳴らされた。4月2日から興業が始まるる由。 平年並みの気温が戻った当地の遅咲き桜も今日は8部咲きで週末の公園は桜下での宴でにぎわう事だろう!。
5分咲きの日の席題や「花吹雪」
3月27日。2.3日後は「さくら祭り」だというのに未だ5部咲きの当地。昨日来の曇天が冷えだした今日。TVは”耐寒服装”を告げている。開花順序も今年は違う当地である。例年ならまずK神社の「江戸彼岸」-「河津桜」ー「ソメイヨシノ」の順なのに「江戸彼岸」が今満開である。そんな状態の中の昨日の句会の席題の「花吹雪」にはキャリアの差を痛感したものだ。
大舞台開け待つ衆や春の池
3月26日。。桜冷えも緩んだ水の面に垂れこんだ桜枝に日ごとに櫻が増している。周囲には釣りマニアが席を埋め始めた。新歌舞伎座の完成に思いを重ねる。「六方の踏み」も期待できる大舞台の幕開け待つ気分である。
花柄の杖磨く日やさくら冷え
3月25日。ー
。遅れて咲きだした当地の桜が午後からの雨にそぼ濡れている。リハビリの杖を突きながらも花見約束をしていた方達は、きっとそれぞれの居処に籠っている事だろう。満開近い上野の桜も木曜日予定の雨を待たずにダメージを受けた事だろう。
復興の人走らせる桜かな
3月24日。。曇り空でもジャンバーはすぐ脱ぎすぎて球技に励む子供達。東京は絶好な花見日和なのに当地は未だ2分咲き。来週末からの桜祭りを控えて地元のボランティァが駅裏の川浚いに励んでいた。これからの10日間の天候異変が気になる町人である。
かさかさと人恋ふ墓や彼岸明け
3月23日。彼岸明け。ー
。多用が重なり彼岸明けになってから寿陵の清掃をする。人影もまばらで献花の萎えた墓処は微風の風に塔婆がカサカサと音を立てる。定年の60才を過ぎてからも単身の海外赴任が続くので、事ある時の手当の1つだった。経年22年。年6千円の累積管理費は今年から値上がりとのこと。遠くに住み着く子に墓守りは無理。今年喜寿を迎える老妻と念入りに清掃する墓である。
ムスカリのツンツンツンとしたり顔
3月22日。。麗らかな四月陽気の今日。春の高校選抜野球大会も開幕だ。東京の桜は咲き満ちて絶好の桜日和になったようだ。当地は未だ1分咲きだがこの陽気が続けば次週末は満開となるが、日曜日は生憎の雨になりそうだ。季語にはないムスカリが咲きだした。”ムスカリのツンツンツンとしたり顔”