84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

睦月尽

2008年01月31日 | Weblog

 

 1月26日 コンビ二の目鼻くすぐるおでんかな
 1月27日 初場所や国技と引けば相撲とな
 1月28日 退院の師を短冊に初句会
 1月29日 招かざる客が食いゆく寒苺
 1月30日 枯菊や痛き香残る襟と首
 1月31日 韋駄天の神々駆ける睦月尽

 庭先の枯れた小菊の下に新芽が出たので刈り取った。小菊は盛りの時も枯果てた後も庶民の感性に合う。焚いて残香を楽しむ。戯れに、新刊の広辞苑で「国技」と引くと、「その国の代表的なスポーツで相撲など」さびしい! 昨日から、又々”中国産の餃子の中毒事件”。自然は後を振り向かない。明日から、花粉症には辛い春が来る。 


大寒

2008年01月25日 | Weblog

 

 1月21日 大寒や鉄塔渡る保線工
 1月22日 枯れ尽けど円錐形の蓮(はちす)かな
 1月23日 初雪や見舞えば別の患者が居
 1月24日 薄氷を割るや溺るる己が影
 1月25日 雪吊が浪々の身を晴らしけり

 ”さすが大寒”そんなこの頃である。未明まで雨戸を叩いていた風がなぎ真蒼なる今朝の空。大寒日の本田荒川辺の白鳥数は128羽。この日も強風だったが、近所の大鉄塔間を千切れそうに渡る保線工。3年ぶりの涙雪で面目を快復した古刹の雪吊が雄姿に変る。この日、干支6巡目のわが師が退院された。白寿への一休み! 早き全快を期す。


雪催

2008年01月20日 | Weblog

 

 1月16日 風邪の児の無差別射撃待合所
 1月17日 阪神に続く寒空黙祷す
 1月18日 花ひいらぎ肛門外科にオペランプ
 1月19日 脱ぎ捨てて同じ背丈の銀杏路
 1月20日 幼らの初体験や雪催

 先週12日の「熊谷に初雪」のニュースは隣市の大方が確認出来なかったが、昨夜からの予報は”明日日曜日の夜から月曜にかけ平野部も雪...”。そんな気配の今朝。いささか旧聞になるが17日は阪神大震災13年目の追悼と防災の日だった。”暑さ以外は、ここ数年、雨・雪・台風・地震害無しがとりえの我市。何の予防対策の無いのに反省しきり。明日は「大寒」である。


昭和生まれ最後の成人の日

2008年01月15日 | Weblog

 

 宝登山や客送迎の臘梅(ろーばい)
 
御降りや年に一度の麻雀会
 よく飲んでよくしゃべる奴新年会
 界隈にらしき家なし成人の日
 雪吊りのピエロ演ずる古刹かな

 小寒に入って殊更に冷え込むこの頃。12日に今年初めてのお湿りが終日続いた。「御降り(おさがり)は元日か三ヶ日に降る雨」なんですが?!。早速30年余続く「年に1度の麻友の仲間」が持ち回りの家に顔を揃える。昨日は「昭和生まれ最後の成人式だったがこの近所には該当者無しが続く。雪無しの街の古刹。今年も雪吊がピエロを演じ切るのかや?!  


小寒

2008年01月10日 | Weblog

 

 1月6日 小寒や財布に替わる子(ね)の根付け
 1月7日 七種打つ手に動き出すマウスかな
 1月8日 注連飾り下げて庶民の家となり
 1月9日 初連碁一手一手の泣き笑い
 1月10日 天辺に残してたわわ冬の柚子
 

 松の内が終わった。7日に玄関に飾った注連縄(しめなわ)をお下げして神の家から庶民の家に戻した。毎日が日曜日の身にも新年会や各種同好会の初行事が始まる。七草を刻んだ手で今日のパソコンを開いた。冬休みが終わて登校の子の鞄に手作りらしい奴凧が揺れていた。散歩道に2.3本ある柚子の木。どろちゃん除けか天辺にだけ残した実に陽が映えている。健康の有難さを感じた年始である。


酉年始動

2008年01月05日 | Weblog

 

 1月1日 亡母(はは)の歳生きて余禄の去年今年
 1月2日 干支一巡が六巡にする御慶
 1月3日 三日目は人無き古刹初参り
 1月4日 一巡の干支分のせるお年玉
 1月5日 凧揚げてUFO語る親子かな

 元旦。例年に習い国旗掲揚、初日の出を拝し屠蘇を酌み、快復を感謝する。曇天の今朝に比べ静かで晴天に恵まれた正月4日間だった。酉年六巡目の妻に同じく一巡目の3人目の外孫らの来訪。干支ぶんのせたお年玉。北住みの子の家族とブラジルの友達からの賀詞交歓電話。16日ぶりに歩いた。近くの鎮守様も3日目になると人気は無い。4日は1時間半の散歩でほぼ全快を確信した。感謝で始めるブログ!