走り梅雨世事には疎きジム仲間 はしりつゆせじにはうときジムなかま
北朝の兆す核廃オクラ摘む ほくちょうのきざすかくはいオクラつむ
山峡の寺に人寄る額の花 さんきょうのてらにひとよるがくのはな
作は爺採るは婆なり初茄子 さくはじじとるはばばなりはつなすび
作は爺採るは婆やく初茄子 さくはじじとるはばばやくはつなすび
塀超しの庭社や声の子猫かな へいこしのにわしゃやこえのこねこかな
峰雲や先ず大関の栃の心 みねぐもやまずおおぜきのとちのしん
戻せども炎天を這ふ蚯蚓かな もどせどもえんてんをはふみみずかな
かきつばた遺品のままの鮎釣具 かきつばたいひんのままのあゆつりぐ