84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

かまくら

2012年01月31日 | Weblog

  かまくらに泊まりし頃よバブル期よ

 1月31日。。防火用水の氷の厚さが15ミリ前後が続いている。地球温暖化を忘れる程のの今年の寒さは”今世紀になってからトップクラス。。。”らしい。これに関係の有無は分からないが、南極観測船「しらす」が昭和基地に接岸できぬ5mを越す氷結で物資輸送に苦労しているとの事。<かまくら>で名高い秋田の横手市の仕事を共にした仲間からも”今年は特別に雪が多い”との便り。寒さの中で、店頭に並ぶ柑橘類の種類が多くなった。清見オレンジとポンカンを掛け合わせた「デコポン」も幾分安くなり我が家のデザートに並ぶ機会が多くなった。


どんど焼き

2012年01月30日 | Weblog

        山国のどんど修めて村の子に

 1月30日。。昨日、前から誘われていた「俳句交流会」に知人と一緒に恐る恐る出てみた。句歴30年以上の俳人ばかりの不定期の親睦句会である。選句が終って作者不明のまま言いたい放題の句評の後に作者が名乗る方式だった。6人だったこともあり、初心者なりの幼稚な質問も許された挙句、投句の5句のうち3句が採られた。きれいな句会を体験できた。そこで「どんど焼き」の話題も出て往時を思い出した。子供達だけで櫓組み立てから鎮火までの一切を取り仕切る慣わしである。これを得て一人前の村人となれたのだった。


パンジー

2012年01月29日 | Weblog

          わらべ歌漏れくる門や花菫

 1月29日。。今頃の家々や学校の庭先の草花の端境期を繋いでいる一つにパンジーがある。昔から厳寒期に踏まれても可憐な花を咲かせるとは趣をことにしている。最近の花の本を要約すると「北欧原産で江戸時代に渡来。紫・黄・白の3色が規範だが近年交配を重ね色彩も豊かに柄も大きく変貌中。。。」とある。雪中においても強く、咲き柄をこまめに摘んでやると冬の期間中は花を絶やさない。強風もやりすごし、微風に揺れて人身を和ませてくれる。


厳寒

2012年01月28日 | Weblog

         雪催ふ電池切れたる電子辞書

 1月28日。。昨日韓国慶州のナザレ園(日本人妻のオアシス)に余生を寄せておられるYオンマーからである。”昨年送ったXmas cardの返事がついたか?”の問合せを兼ねた、相互近況の交換である。韓国赴任時に多勢の社員の面倒を見てくれた恩人である。終戦時に現地で大農園を営んでいた家族とは帰国せず、韓国人の夫の許で辛酸を尽くす苦労をなされ。今年で94歳になれる。今は車椅子の身だが、脳梗塞の後遺症は無く言語は当時と変わらないが、明日をも知れぬ身を案じて”オンマー(お母さん)と親しんだ私に(遺書代わり)を残しておきたかったようだ。その手紙は未だ受け取っていない。


いしかり鍋

2012年01月27日 | Weblog

             結局は石狩鍋となりにけり

 1月27日。。朝方の冷え込みは近年最低か? 滅多に無かった厨房の温湯が出なかった。それでも日中は昨日より若干高かったが冬日に変わりはない。寒いと鍋物が多くなる。聞かれると”鍋”と先ずは答える。大方の鍋料理は食いつくしているので、こんな時は縁者の住む北海道にちなむ「石狩り鍋」に落ちつく。在庫のじゃが芋・蒟蒻・人参に葱。足りない酒糟を買ってくれば材料は揃う。


町内初コンペ

2012年01月26日 | Weblog

      凍土にキャタビラ走る球の音

 1月26日。。戻った旱と冬日は暫く続きそうだ。今日は、町内のGゴルフ会の月例初コンペで寒さにめげぬ老人会員が多数集まる。最悪のグラウンドコンデーションにスコアーも最悪を記録した。薄氷の面、霜柱の面、それ以外は凍土の中に作ったコースは、日高くなると共に泥田に近くなる。スコアーも最悪記録に終ったが、ご馳走に増えたままの体重の快復には役立つ。また、笑いの中で競う競技で培う健全な仲間意識は今年も大事に育てたい。


雪吊

2012年01月25日 | Weblog

     雪吊のいざ鎌倉と四股踏めど

 1月25日。。肩透しの雪がかすり往き、旱が舞い戻って来た。主治医の勧めで寒い日でも散歩の癖がつく。時間やコースは日によりけりで、東西南北の2・3㌔のほぼ決まっている地点がある。公園・スーパー・城址跡近辺などになる。大抵は吟行気分やブログの種探しだから運動効果は少ないが、気分転換対策にはなる。年に3・4回程度しか降雪のない当地には不要な雪吊の名刹がある。”一年を20日で暮すいい男”上には上があるものだ。


雪掻き

2012年01月24日 | Weblog

     バブル期の分工場よかまくらよ

 1月24日。。鳴り物入り?で待ち構えていた、今冬2度目の雪だったが埼北の葱どころは、いつもの如く肩透しを食らった。東京横浜あたりの海べりは僅かな積雪だったが明け方からの道路凍結でスリップ事故の多発を伝えていた。この時期の豪雪地帯の映像を見る度に秋田県横手の外注工場さんに通った頃を思い出す。ライントラブルで遅くなり宿者に帰りそこなうと、現地社員が作っておいてくれた「かまくら」に泊まり親睦を深めた体験である。


続新年会

2012年01月23日 | Weblog

     引退の師の胸中を聞く寒さ

 1月23日。?。今日は「旧元旦」。中国では「春節」、韓国では「シンニョン(新年)?」で10日前後に亘って民族の大移動が行われる。両国に長期派遣された経験を持つ身には懐かしい思い出が残る。現地従業員は家族中心で過ごすから、赴任者は、工場で新年の計を立てたり、観光ツアーの仲間入りをしたり、帰国したりと様々に過ごす。今日は某句会の新年会。健康上の理由で引退を告げられた師との最後の新年会になる。途方にくれている会員だが陽気に振舞ひ恩返しの一事としよう。


大寒の全国俳句大会

2012年01月22日 | Weblog

      大寒や渋谷詣での俳諧師

 1月22日。。「平成23年度NHK全国俳句大会」傍聴。昨日の大寒で初雪だった渋谷のNHKホールに、18人の先生と日本中とブラジルなど海外からの俳人が一堂に会していた。その中へ初心者の私は紛れこんで過ごした1日だった。特選・秀作・佳作賞は雲上の事。運よく並選(入選)に3句が採られていた。内の1句「妖怪も繰りだす空や花火舟」 昨年夏の墨田川花火大会で、<ゲゲゲの怪物の漫画を模した花火>を詠んだ句だった。幸運。