84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

インド同時多発テロ

2008年11月30日 | Weblog

 

 11月26日 大賞や誇りそのまま枯れる菊
 11月27日 もらい物ばかりの落葉掃く日課
 11月28日 冬の雨ふたけた超える喪中便
 11月29日 お返しのオマケに重き大根かな
 11月30日 殺戮の事件簿残す神無月

 小春日和の今日、待ちわびた神々が帰り11月がゆく。絶え間ない殺戮事件の続く国内外。11月の圧巻は26日発生の「インド・ムンバイ同時多発テロ」だった。拘束から開放された帰国者の第一声は”長かったァー・怖かったァー”。町も落葉の時期になって、家裏の落葉を掃く日課が続く。もらい物ばかりだが掃ける健康に感謝感謝である。


勤労感謝の日

2008年11月25日 | Weblog

 

 11月21日 餌付けなき川に三五(さんご)のコハク鳥
 11月22日 診察の間合ひなかなか日向ぼこ
 11月23日 洗ひをく鍬や勤労感謝の日
 11月24日 舞ふ棹に浮きては沈む落葉かな
 11月25日 繰言は長寿のあかし返り花

 ミステリアスな元厚生労働次官殺傷事件。今日でほぼ1週間もトップニュースが続く。22日・23日の勤労感謝の日は、訪ね来た留学生を白鳥の荒川や長瀞の川くだりに妻と案内しつつ一般市民レベルの生活を学んでもらった。長瀞は、3時過ぎでも観光バスが、ライン下りの切符購入客が列をなし、帰途脱出に往生した。世界金融危機のあおりを受けて職なし、食なし、希望なしの若者から中高年者が増加の一途。彼らの「感謝できなかった23日」を思いやる。昨夜来の雨が晴れた空が眩しい。


冬の薔薇

2008年11月20日 | Weblog

 

 11月16日 神妙な若き父親七五三
 11月17日 山々にどすんどすんと落葉かな
 11月18日 冬薔薇や正調もあるピカソ展
 11月19日 食百合根の重さ大きさ北真冬
 11月20日 黄落を前にかられる銀杏かな

 ”冷え込んだな!”7時のTVは「熊谷に初氷」を伝えて居る。真冬の北海道から、正月用食材の特大の食用百合根が届いた。六本木の「国立新美術館」でピカソ展が開催中だ。若き頃の写生調の作品に驚く。スポーツ記録:①バトミントンのオグシオ・ペアーが有終の勝利 ②ゴルフ 片山逆転V 女子は古閑。③今年最後の東京国際女子マラソンで尾崎が初勝利。④テニス全日本選手権で伊達が単複を制す。⑤西部渡辺監督が正力賞etc。


柿たわわ

2008年11月15日 | Weblog

 

 11月11日 山茶花の初咲き活けるいい日かな
 11月12日 きのふ野にけふは掌秋桜
 11月13日 寒月やぴしり反り交ふ梁あたり
 11月14日 登る人吹き来る落ち葉磴半ば
 11月15日 吾が手なる柿色旨き新酢豚

 11月11日を文字って「いい日」とも言うらしい。強烈の香り木犀が消えて、紅葉にはもう一押し、山茶花も咲き始めのこの時期に人目を奪うのは柿色である。今年はことのほか豊作で見事な実が隙間無く垂れ下がっている。そこで「柿酢豚」を試作してみた。何時もの酢豚作りの後半で、皮付のまま豚肉大にきって15分ほど煮込まばOKである。今日15日は「七五三」。夕方まではもちそうな空模様である。


菊の香

2008年11月10日 | Weblog

 

 11月6日 オバマ氏に期待の菊香放ちけり
 11月7日 立冬や座布団カバー替へる妻
 11月8日 ハクビシンの歯形あちこち林檎園
 11月9日 枯蓮のそれぞれ違ふ首の向き
 11月10日 パソコンで作る牛の絵神無月

 ”Yes we can”アメリカの次期大統領候補オバマ氏が勝利宣言をした。改革を旗印にした、初の黒人系のそれも47歳の中年にアメリカ人は、今と近未来を託した。世界は、アメリカ発の世界金融・経済危機脱出施策と実行を見守る。プロ野球は、監督1年目の渡辺監督が4年ぶり13回目の優勝を果たした。ニュージーランドも首相に野党の、改革派47歳を選んだ。世界が構造的に代わり始めている。


文化の日

2008年11月05日 | Weblog

 

 11月1日 サフランや一度は生やしみたき髭
 11月2日 満ち足りて働く余生案山子展
 11月3日 菊展を巡る帰伯子文化の日
 11月4日 なつメロや有楽町に散る柳
 11月5日 吾が庭に黄菊白菊野菊かな

 例年の如く、この時期は○○美術展・シニア展・菊展・文化祭などの会場巡りが忙しい。誰彼と作者をとはぬ見事な作品鑑賞者と会話が心の糧になる。同時に知人の消息を知る機会でもある。3日にはブラジルを終の地と決めた帰国中の友人と菊展巡りをした。今日5日に、今が日本の五月頃と言うサンパウロへの帰国の途についた。フランク永井の逝去や、長門裕之・南田洋子の認知症闘病の悲報ももって。