84才男の明日を生きる挑戦記

84才直後、片手に余る持病の中の除癌は目下経過監視中。
4年後は米寿で五輪。酉年を期に臆せず気張らずの余生で在りたい。

年越し蕎麦

2016年12月31日 | Weblog

      予後の身の年越し蕎麦を昼にかな
              よごのみの としこしそばを ひるにかな
晴天の大晦日。9時には遠縁のセブンイレブンから2段積みのお節が届く。午前中には注連飾りを、日丸旗は皺を伸ばして下駄箱上に、床の間には花を飾りる。年越し蕎麦は病み上がりだから今年は昼に頂いた。陽だまりの寝間でゆっくりの昼寝。除夜の鐘は夢中になりそうだ。かんしゃ感謝!


お雑煮の下ごしらえ

2016年12月30日 | Weblog

      吾が芥牛蒡にこそぐ年用意
             わがあくたごぼうにこそぐ としようい

例年の如くお雑煮と煮しめの下ごしらえを手伝う。出された材料はほうれん草・人参・レンコン・蒟蒻・大根・里芋など。銀杏切り・櫛きり・乱切り・短冊きりなど。老妻の指示に従って忽ち終わる。煮込みは明日。味付けの領域には未だ立ち入れない。


仕事納めの日

2016年12月29日 | Weblog

      あと二日待てぬ暦の用納
            あとふつかまてぬこよみのようおさめ

通っていたジムは今日が仕事納め。最終プログラはのヨガだった。深い腹式呼吸で無念の境地に至る筈なのに今年の世事に心を乱していた。トレーナの合図の一本締めでお互いに感謝し合い、新年4日のジムの初日の再会を誓いあった。今年の暦jの半分は新暦に変っている我が家です。 


竜の玉

2016年12月28日 | Weblog

      嬰児の視力握力竜の玉
           みどりごのしりょくあくりょく りゅうのたま

晴天日びに木下で濃むらさきに輝くリュウノヒゲの実を見つける。2つ3つ摘まんで掌に転がす。零れ落ちると弾む。グーパーができる赤子は五感の発達が急激だ。目ざとく見つけると宝のような掌を差し出す。小春日和のひとこまである。


年末の雨

2016年12月27日 | Weblog

      廃村のごとき古町や冬の雨
             はいそんのごときこまちや ふゆのあめ

残り5日の戸建の古町が雨の1日になりそうだ。通行人のあらかが登下校の生徒だから廃村の気配が漂っている。午后には強風も在りそうだ。今年の憂きこと悪しきことすべてを洗い流しておくれ。


遅咲きの実万年靑

2016年12月25日 | Weblog

      実万年青の日蔭いでたる朱色かな
               みおもての ひかげいでたるしゅいろかな

藪下に形りを潜めていた万年靑。Sさんのアドバイスで日当る場所に移したのに、おしろい花の下に忘れていた冬の陽だまりの中で薄赤だった色は忽ち綺麗な赤に変化した。秋の終りを2度楽しんだおもいです。


冬温し

2016年12月24日 | Weblog

      町医者の開くまつ爺ら冬ぬくし
             まちいしゃのあくまつじじら ふゆぬくし

町医者の診察開始時間は9時。その前、番取りの客は1時間前から医院外で並び始め、30分前から入室を許される。並ぶ大方は後期高齢の爺。重ね着の爺らは日向ぼこをしながら待つ。自分の為に並ぶ爺も居るが後から来る婆の為が多い。3連休が明けた24日の今朝は30人程が並んでいた。


冬至風呂

2016年12月20日 | Weblog

      八十路男の残世まかせを冬至風呂
             やそじおのざんよまかせを とうじぶろ

十一月陽気の冬至になりました。近頃立ちくらみが多い。血圧も脈拍も低めです。心臓の働きが弱った為でしょう。ゆっくりの腰湯で体温を高め熟睡を誘います。


新巻が来

2016年12月18日 | Weblog

      新巻や恙なき顔して届く
            あらまきや つつがなきかおしてとどく

例年の如く新巻1本が届く。出刃包丁を研ぎあげて待っていた老妻二人で忽ち切り身にする。今晩の石狩風鍋分を残してサランラップ包みにてしてから、近くに住む娘家族への御裾分けの手配迄を一気に済ませる。昨日からリニュウアルしたブログ。短い余生の一日だった。