真裸になりて汗ふき居たりけり下宿にかへり我一人なる 牧水
暑い日には、どうしようもなく汗が出ます。
衣類は汗でびしょびしょで身に付けていることが気味が悪い。
だれもいない部屋で裸になって一人になる。
独身の自由とは、こんなもんでしょうね。
「あんた、真っ裸じゃ、体によくないわよ」
といってくれる人が居ないのは寂しいです。
自由とは制約があって自由になれるのですから。
「うるせいよ。おい、ビールもってこい」
「きのうの枝豆あるわよ」
「おっ、たのむ」
独身には自由はあっても幸せ、不幸せがありませんな。