仙普賢岳が壊滅的な火砕流を起こしたのが23年前。
四十数名が火砕流にのみ込まれ亡くなった。
亡くなった人のほとんどが報道関係者と地元の消防団員だそうだ。
火砕流で命を落とした人に、フランス人火山学者の夫婦がいた。
彼らは世界中の火山噴火のリアルな映像をまさに命をかけて記録し続けたひとだ。
当時、噴火と火砕流で被害を受けた麓の中学校に義援金(生徒が牛乳パックから手すきのはがきを作り、それを買っていただいたお金)を送ることができた。
そのお礼に中学校の生徒の文集と写真を送って下さったことを思い出す。
ここもやっと来れた所だ。
普賢岳に向かって合掌する。