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『マダム・プティ』の素晴らしき女性達。

2024年12月27日 | 言いたい放題
【いつだって女性は強くカッコよかった】

※高尾滋さんの漫画『マダム・プティ』にネタバレ有りで言いたい放題しています。ネタバレ苦手な方は読まないでくださいね※

前回は『マダム・プティ』の素敵すぎるヒロイン・万里子さんの初恋→失恋→成長物語が大好きって話をしました。

今回は、彼女に影響され、同時に彼女に影響を与えてくれる素晴らしい女性キャラクター達に言いたい放題させていただきます

「これは名言でしょ…

と感動しちゃうような素晴らしい台詞もたくさん。

とても書ききれないので、興味があるひとはぜひ漫画を読んでくださいね

~オリエント急行で出会う女性達~

・レティシアさん


…俊さんの助けで年の差を気にする夫と結婚が出来たのだというレディー。

 最初からずーっと万里子さんを慈しんでくれます。

 いつでも代わりに怒ってくれるし泣いてくれるんだよね。

 素敵だわー。

 「見損なったわシュン!

 こんな小学生(こども)を娶るなんて」

 「この子は妻よ?!」


・アリスちゃん

…万里子さんと同じ16才。

 静かで可憐、年齢以上に幼げ…と、むしろ理想の大和撫子みたいな女の子。

 万里子さんの勇気に触れて、大事な友達を守りたいと勇気を振り絞って戦うまでに成長するのが素敵です。

 「誰か(ひと)を信頼するには努力がいります

 信頼されるにも また」


・アルトマン子爵夫人

…ドイツ貴族出身の老婦人。

 厳しく差別的かと思いきや、同じ女性である万里子さんを一貫して思いやってくれていたのでした。

 レティシアさんはまだまだお若く真っ直ぐな愛でしたが、アルトマンさんは壮絶な苦労をしたんだろうなあ…という複雑な愛を感じますね。

 「お前の夫は並外れてしたたかなのです

 事業関係者(しごとなかま)友人らも

 善意の仮面の下に

 いかなる悪意を抱えているかなどわかるものですか!」


このお三方はもうわかりやすくアガサ・クリスティ作品へのオマージュだよね

~パリで出会う女性達~

・ジャンヌちゃん

…本能(衝動?)とハッタリで魑魅魍魎の社交界と実家から逃れて軽やかに生きる16才の未亡人。

 うんと年上の男性と結婚していた・同い年…など万里子さんと共通点があるものの、

 「あなたの空気に触れたかった」

 と彼女が望んで万里子さんの人生に干渉することで、多くを教えると同時にジャンヌちゃん自身も変わっていく。

 ジャンヌちゃんにしてやられた万里子さんが最終手段の暴力で報復する場面大好きであります(笑)。

 最終的に結ばれるウォーレンさんも年上なんだろうけど、ファザコン→年上男性→年の近い未完成な男性との愛、という変化はニーラムくんと万里子さんの愛を予期させる展開だったね。

 「…“男(あなた)が”じゃないわ “女(わたし)に”与えたいと思わせてよ…」

 「あなた 人を可哀相がるのが お得意ねえ」


・リディ・マラルメ

…男装のようなファッションで颯爽と車を運転するマダム。

 女性同性愛者を集めたサロン主催で有名。

 最愛の妹はレズビアンで、男性と無理やり結婚させられそうになり苦悩して自死してしまった…その悲しみと絶望と共に生きる女性。

 「あんたは良い子だ 優しくて 素直だ 頭も良い

  愛されていたんだねぇ……

  犬のように

  しつけだよ それは 忘れなさい」


 もちろん俊さんのことね。

 万里子さんへの愛情(娘として)もある、敬意もある、けれど、これもまた真実のひとつ…。

・マダム・富喜子

…俊さんの姉で、保守的な母親に反発して家を出た女傑。

 かつてはいかにも儚げなスッキリ大和撫子、今はあちこち豊かなふっくらスーパーマダム。

 その明るくパワフルな笑顔に、言葉に、打ち勝ってきた数多の苦労を想像させられます。

 「バターのせいよ!

 フランス料理のせいなの 美味しいでしょう!?」

 「女は美しくなるのと同じ位 耐えるのも上手なの…

  そう 男はばかなもの

  笑っている女には決して勝てませんからね

  たかが一度不幸になっただけで 負けちゃ駄目よ」


 彼女は弟のやらかした仕打ちを万里子さんに謝らないんだけど、今の価値観ならひどくないよね。
 
 だって俊さんのやったことで、富喜子さんのせいじゃないんだから。

~日本の女学校~

これは、名前も与えられていない万里子さんのクラスメイトの言葉なんだけど、本当にそうだったんだろうなーとすごく印象が強かったです。

彼女の悲しげな微笑もまた…。

「…私達の結婚は

  絶対服従でかけをさせられているようなものでしょう

  お互い あたりだといいわね」


同じような気持ちでいた女性が、古今東西必ずいたのでしょう…。

そう思わせてくれる、ファビュラスな女性キャラクター達の物語でもあるのですよ。

もちろん、その筆頭が我らがヒロイン・万里子さん!

各巻に名言があるってくらい良いよー。

この作品を教えてくれた若きレディお気に入りの万里子さんの言葉は

「あなた、私のかみさまじゃないもの」

だそうです。

しびれるよね~

痛快!!!







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