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「人はお前なんか見てない」そうなんだけど。

2019年08月17日 | シリアス
【常に自分を監視して罵倒してくるのは誰?】

何をしていても…考えても、行動しても、そして何もしていなくても。

常に自分を責めて罵倒してくる誰かがいる気がして、疲れる。

自己嫌悪を繰り返してしまう。

かえってとんでもないことをしてしまう。

あるいは…何もできない。


こういう症状がある人はけっこういる。

その中の少なくない人は

「みんなが、誰かが自分を責める、嫌ってる」

と心の中で受け止めてしまって何もかもを

「だからこの人はこんなことするんだ」

と思ってしまうのだ。

その苦しさはもうそれこそ言葉にできないでしょう。

そんな状態のとき、こんなアドバイスをしてくる人がいたりする。

「他人はお前なんか興味ない、見てない。

 お前の思い込みなんだよ」

「だから、好きなことやってりゃいいんだよ」

こんなこと言われちゃうと

「何も知らないくせに!」

「どうして自分の気持ちをわかってくれないの?」

とますます人が嫌いになる。

絶望や悲しみを嫌い!!という衝動で隠そうとしてるんだけど。

辛いよね…でも、ね。

このつら~く苦し~いスパイラルを抜けるとわかることがあるのだよ。

確かに自分が思うほど全員が自分を見てるわけじゃない。

でも、自分自身がいつでも自分を監視している。

そして自分の中の

「これで良し」

をクリアしていないことを探し当てては大声で怒鳴って殴りつけるみたいに頭の中で責めたてる。

それこそが、何よりも怖い。


自分なんだよね、常に怒って自己否定してきやがるのは。

そして自分からは離れられないから、いつも怒鳴って怒ってくる人をいるように体力と精神力を削られていく。

だから本人の世界ではたしかにいつも監視されて悪く思われては罵倒されているのだ。

「人はお前なんか見てない」

という言葉はあってるときもあるし、あってない時もある。

現実に毒親もモラハラする人もパワハラする人も世界中にいるんだからね。

学校で考えりゃわかるけど、いじめない人もいるけどいじめるヤツ(犯罪者だよ…)は現実にいるでしょう。

「学校のみんなが自分を攻撃してる」

は思い込みでも

「〇〇と××は自分を攻撃してる」

は事実。

【怖い自分はなんでいるの?】

さて、そんな

「いつも自分を監視して罵倒してくる怖~い心の中の自分」

はなんでいるんでしょう。

すごく怖くて正直いたら困るのにね(笑)。

全てではないけど、多くが辛い経験から作り出されたものだと私は考えています。

これはほとんどの子どもに当てはまることだろうけど、子どもって恐ろしい・怖い・悲しい・ショックな出来事に遭遇したとき

「自分のせいだ」

って思ってしまいがちなんですよ。

他責型か自責型かと言われますが、自責型の子どもはとっても多い。

親が不機嫌なとき

「今日は機嫌が悪いな」

と受け止められましたか?

「自分が悪いのかもしれない」

って思ってしまいがちだよね。

子どもは無力で弱いから…。

なんでもかんでも親(昔は母親限定。なんでだよなの)のせいにしたい風潮あるけど、親じゃなくても集団=学校、会社など。でもこの構図は生まれがち。

組織に対して個人は無力で弱いからです。

でもそこで生きていくしかない。

そのために自責の道を選ぶわけです。

それしかないから。

悲しいけれどこれは自分を守るための行動でもあったはずなのです。

繰り返すうちに

「お前のせいだ」

と自分を責める自我がどんどん形成されてしまう。

自分を守るために選んだこと(無意識でな)が、逆に自分を攻撃する役目になってしまったというわけです。

心の中に住まう恐ろしい敵は、実は自分をかつて守ろうとかばってくれた味方だった…。

あらあらロマンティック

というわけですごく怖いけれど、まず

「暴走してるだけど、この意識は味方なのか」

と受け止めてみるとちょっと楽になれます。

自我も

「ん?わかってんじゃん?」

と嬉しいと思う(笑)。

【暴走に気付いたら、あきらめたり、なだめたり…】

この暴走する自我と穏やかな関係になれれば、

「そんなにいつも緊張してることないな」

「自分なりにでいいよね」

と平穏な気分になっていけます。

想像だけど、暴走があまりにひどいと投薬が必要なくらいの状態になるんだと思う。

「薬は悪」

と教え込まれてる人も多いと思いますが、やっぱり現場の人たちにいわせると薬のサポートは良いみたいだよ。

少量から試してみてはいかがだろうか。

部外者だけど。

ではここからは

「薬を処方されるほどではないらしいんだけど…」

という状態の話。

まず

「人がって思ってたけど、実際はそういう人がいてもそうじゃない人もたくさんいるらしい」

と受け止めてみる。

「実は自分の中の自分がいつも攻撃してるらしい。

 すごく困るけど、こいつはなんとか自分を守ろうとして検討違いな守り方をしているだけらしい」

と続けて受け止めてみる。

あとは自己嫌悪がわきあがったときにできるだけ

「暴走してるだけ」

と心をなだめるようつとめる。

でも現実いきなりここまではいけなくてね。

ここまでいけない人は

「わかった、好きなだけ攻撃してくりゃいいさ」

と湧き上がるグルグル思考を“あきらめる”。

やってみよう。

なくなるまでほっとく。

追いかけない。

そんなこと思っちゃいけない感じちゃいけないではなく、

「終わるまで待つよ」

とあきらめてみよう。

案外嵐が早く過ぎ去るのでビックリすると思いますよ(笑)。

目先を変えるのも効果的です。

特にオススメなのは本を読むこと。

文字の方がオススメだけど文字だけのは無理ってんなら漫画や絵本でOK。

ドラマCD(まだある?)な声だけの作品を聞くのも良しです。

脳みそをそっちに意識使う。

【体の感じる「嫌だなぁ」を取り除いてみる】

それから体の不調は心に直結するので、身体の不快をできるだけ失くす努力もいいですね。

マッサージ、ゆっくりお風呂、ストレッチ、運動…自分の心が求めるものを、できることから。

体のコリや疲れやすさはやっぱり運動が効きやすい。

ラジオ体操からはじめるといいでしょう。

週1でも今日1回だけ、でもいいから

体が楽になると暴走する自我もふ~っとリラックスして戦闘態勢をといてくれるものだよ。

私は試したことないんだけど、サウナがはまる人はすごくはまるらしいからサウナ試すのもいいかも?

私はお風呂でいいかな…今は






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