和菓子の国の人だから

関西中心に美味しい和菓子を紹介。
貴方の旅に和菓子でちょこっと甘味付け…

137(京都)下鴨 みたらし団子

2017-03-14 14:59:06 | 京都の和菓子
先日、京都で下鴨神社の参詣後に訪れました。
このお店、前から行きたかったんです。

<加茂みたらし茶屋の店構え>
~京都市左京区下鴨松ノ木町~

普通の住宅のような建物ながら、建物横には
緋毛氈の縁台が置かれたスペースもあり。
もうちょっと暖かくなったら外で食べるのも
良さそう。
  
創業は大正11年(1922年)、京都で老舗と
呼ばれるにはもう少しでしょうか。

<みたらし団子>

出ました!これこそ元祖みたらし…の流れを
汲む団子。

下鴨神社の糺の森のみたらし池に湧く水泡を
象ったというみたらし団子。
当地がみたらし団子発祥の地なんだとか。
たっぷりの蜜を掬う木匙を付ける心配り。

ところが、期待に胸を昂らせて一口食べると…
団子に粘り気がなく、口の中でモロモロ?
モソモソ?
黒砂糖の効いたたれも少々くどく感じる。
なんか思ってたんと違う~。
前評判の高さに期待し過ぎたんでしょうか?
(煎茶付き、3本 \420)

人それぞれ味の好みがあるので、ネットや
メディアの評判だけでは判断出来ません。
この団子をどう感じるかは、貴方次第です。
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136(京都)下鴨 矢来餅

2017-03-12 14:54:22 | 京都の和菓子
先日、京都で下鴨神社を参拝した後に行って
きました。
京都の焼き餅は北野天満宮近くの天神堂に
続く2店目。
大好物の焼き餅、楽しみです。

<ゑびす屋加兵衛の店構え>
~京都市左京区下鴨松原町~
  
下鴨神社の西、下鴨本通からさらに1本西に
ある下鴨中通に面したお店。

大正5年(1916年)創業と100年を
超える老舗らしく味のある渋い建物ですが、
のれんも架かっておらず、
「神社前店は営業しています」の張り紙が…。

やむなく、和菓子は本店で買うという私の
ささやかなこだわりを捨て、下鴨本通にある
神社前店へ。

<神社前店の店構え>
~京都市左京区下鴨西林町~

ビルの1階ながら老舗の雰囲気は守られて
いて好感が持てます。
和菓子屋って、こういう配慮も大事ですよね。

<矢来餅>

これで「やきもち」と読むそうです。
綺麗な焼き目がついた、やや小ぶりの焼き餅。
柔らかく弾力ある餅と甘さ控えめの粒あんが
いい感じ。
個人的には凝ったおしゃれな和菓子より、
こういう素朴なものが好みです。

賞味期限は4日ほどですが、固くなったら
フライパンで油をひかず温め直せばいいと、
お店の方が丁寧に教えてくれました。
(1個 \135)

近々、焼き餅を求め上賀茂神社も行かねば…
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130(京都)東寺 おはぎ

2016-02-24 20:01:59 | 京都の和菓子
先日、東寺周辺をぶらついた際に立ち寄った
お店。

<巴屋の店構え>
~京都市南区八条内田町~

東寺の西門前にひっそりと佇むお店。
一見普通の家のようで、看板代わりの暖簾に
控えめに屋号が染め抜かれているのみ。

創業は二十数年前と意外に新しいようですが、
東寺を訪れる人にはお馴染のお店の様です。

<おはぎ>

やや小ぶりで甘さ控えめの粒あんのおはぎ。
中のもち米もモチモチと粘り気があり、
粒あんとの相性もバッチリ。
素朴で懐かしい味のおはぎです。
(1個 \130)

お大師様所縁の東寺をお詣りして心は穏やか、
ついでに?おはぎを食べてお腹も満足、満足。
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129(京都)東寺 東寺餅

2016-02-15 19:56:10 | 京都の和菓子
新大阪から東京へと新幹線に乗るたび、
「京都」を感じさせてくれる東寺の五重塔。
先日、そんな東寺を初めて訪れた際に、
立ち寄ったお店。

<東寺餅の店構え>
~京都市南区東寺東門前町~

東寺の東、駐車場入口のすぐ北にあるお店。
老舗の多い京都ではまだまだでしょうが、
それでも大正元年(1912年)創業と百年
以上の歴史があるお店です。

<東寺餅>

さすが千年の都に相応しい上品なお餅。
もちろんこちらの看板商品。
小ぶりの求肥で甘さ控えめのこしあんを
包んだ一品。
求肥は本当に柔らかく、喉をスルスルと
通る感じ。
さらに特筆すべきはこしあんの滑らかな
喉越し。
こしあんって飲み物かも…。

この一品、和菓子のうちでも庶民的な
位置づけの餅としてはかなり上品な部類
でしょうね。
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121(京都)鞍馬 山椒餅

2015-09-09 19:36:31 | 京都の和菓子
先日、京都の鞍馬を訪ねた際に立ち寄った
お店どす。
京都の和菓子、やっぱり宜しおすな。

<杉々堂の店構え>

鞍馬寺の門前にあるこじんまりとしたお店。
周辺には名物の木の芽煮を売る店やお食事
処が並びますが、その風景にすっかり溶け
込んだ味わいのあるお店。

女将さんに伺ったところ、創業は昭和6年
(1931年)ながらこの界隈では一番新しい
のだとか。

ちなみに、和菓子は店内でいただくことも
できます。

<山椒餅>

なんといっても、こちらのお店の看板菓子。

柔らかな餅で甘さ控えめの粒あんを包んだ
一品。
その名の通り餅には山椒が練り込まれて
いるようで、時折感じる山椒の食感が
アクセント。
爽やかな後味でいくらでも食べられそう。
(1個 \110)

<きんつば>

良く見かける四角ではなく、伝統的な丸形。
元々、刀の鍔の形を模したものだったとか。
あっさりした粒あんとパリッとした皮の
食感が美味しい。
(1個 \110)

ところで、私が鞍馬へ行った動機の6割は
この山椒餅。
ところが土曜の午後だったせいか、買えた
のは1個だけ。
残念な気もするけど、最後の1個が買える
なんて、実は超ラッキー。
和菓子の神様が熱烈な信者に授けてくれた
んでしょうか?
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